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企業法務・商業登記の「オフバランス(オフバランス化)」とは

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「オフバランス(オフバランス化)」とは

企業法務・商業登記の「オフバランス(オフバランス化)」とは「オフバランス」あるいは「オフバランス化」というのは、
資産や負債をバランスシート(貸借対照表)上の記載からなくすことを指します。

いわゆる「簿外資産」「簿外負債」を作り出すことをいいます。

オフバランス化のメリット

オフバランス化して決算書上の資産と負債を圧縮すれば、自己資本比率の向上や資金調達総額の圧縮ができ、資産が健全化されて、資産効率もよくなるとされています。

オフバランス化の手法「証券化」

最も簡単なオフバランス化は、その資産を売却してしまうことですが、債権・不動産などについては、「証券化」することも一つの手法です。 この「証券化」とは、資産(債権、不動産など)を証券の形にして投資家に売却しバランスシートから切り離すことを言います。

リース資産や金融派生商品(金利スワップ・先物取引)など

代表的な科目としては、リース資産や金融派生商品(金利スワップ・先物取引)などがあります。 例えば、リース契約によって使用する資産 (車、工作機器、事務機器、コンピュータなど)は、バランスシート上には資産として計上されません。 リース料は、損益計算書の費用科目として計上されます。

為替や株式などの先物取引、為替の予約取引など

また、 為替や株式などの先物取引、為替の予約取引なども、実際に決済日が到来するまで貸借対照表に計上されることはありません。 日本では、証券化によるオフバランス化は自動車ローンやリース債権を担保にしたものから始まり、借入金の返済にあてるため、不動産を証券化する動きへと広まっていきました。 最近では、知的財産権や音楽レコードの原盤権など、無形資産にまで広がってきています。

オフバランス化で注意しなければならないこと

このように、オフバランスは、資産の健全化の一つの有効な手段とされますが、反対に、相手の決算内容を見る際には、このオフバランス化された簿外資産・簿外負債の存在に注意しなければなりません。 決算書を見る限りでは判明しない含み損的なものは多くあります。 たとえば、他社の債務を連帯保証している場合などは、その会社が債務を返済できなければ主債務者に代わって返済義務を負いますが、これらの情報は、決算書では分かりません。 先物取引やオプション取引も、現実に損失が確定しなければ、貸借対照表や損益計算書からではわかりません。 さらに、売掛債権の中にも回収が困難なものがあったり、棚卸資産の中に帳簿価額での販売が難しいものがあっても、決算書からはわかりません。 このように、自社にとっては大変有効になり得る「オフバランス」ですが、取引相手・投資先の決算書を見る際には、決算内容が実態よりかなりよく見え判断を誤りやすいので、慎重な判断が求められます。

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