その他雑感 司法書士のつぶやき

福祉信託

12月 9, 2012

先日、武蔵野市で活動をされている「山彦の会」(武蔵野市心身障害児・者親の会)主催の勉強会で『障がい者・高齢者の財産を守る! =財産管理と資産承継 福祉信託とは=』というテーマで、セミナー講師として2時間程度お話をさせていただいた。
このところ月数回のペースで、『家族信託』をテーマにした相続(争族)対策のセミナーや勉強会でお話する機会を頂いているが、家族信託の中でも高齢者・障がい者の生活と財産を守るための『福祉信託』(家族信託の1分野と言ってもいいでしょう)だけにクローズアップしてお話しする機会は、実はそれほど多くはない。
最近は、税理士さんや相続コンサルタント等の相続にまつわる専門家向けにお話しする機会が多かったので、今回のような一般の方、しかも最も身近に社会的弱者を抱える家族会の方々に直接“信託を活用する仕組みの可能性”についてお話しできるご縁は、非常にやりがいがあった。
障がい者を身内に抱えるご家族の方々をはじめ70名を超える方が武蔵野市内のコミュニティセンターの会議室一杯にお越しいただき、また数多くの方から鋭いご質問を頂くなど、改めてその関心の高さ・悩みの深さを思い知らされまた。
1回聞いて頂いただけでは、ちょっと難しい印象を持たれる方もいるが、これを機に、“親の想い”を形にして繋げる仕組みがであることを知ってもらえれば、本当に大きな大きな第一歩だと思う。
親亡き後問題に不安を抱える方々、成年後見制度だけでは担いきれない財産管理・資産承継の悩みを抱える方々に、一筋の光が射すような情報提供ができたとすれば、これほど嬉しいことはないし、これがミヤタがこれから力を入れまくってやっていきたい分野。
今後も引き続き、親亡き後問題や障がい者・高齢者を持つご家族の方々の不安や悩みに応えられるような、家族信託・福祉信託を活用した解決策のご提案・有効な情報発信を続けていきたい・・・。

  • この記事を書いた人

宮田浩志(司法書士)

宮田総合法務事務所 代表司法書士

後見人等に多数就任中の経験を活かし、家族信託・遺言・後見等の仕組みを活用した「老後対策」「争族対策」「親なき後問題」について全国からの相談が後を絶たない。

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