その他雑感 司法書士のつぶやき

孫への贈与がしやすくなる!?

10月 25, 2010

昨日の日経新聞1面に、『孫への贈与、税優遇拡大』の記事があった。
現行の生前贈与の税優遇については、『相続時精算課税制度』を使って、
65歳以上の親から20歳以上の子への資産譲渡が2500万円まで
非課税で可能である。
記事によれば、さらにこれを拡大して、孫への贈与も非課税で
資産譲渡できるようにするという。
その代わり、相続税の基礎控除枠の縮小などによる増税も検討するらしい。
ミヤタも、時には税理士さんと連携するなどして、相続時精算課税制度や
贈与税の配偶者控除を利用した相続対策のお手伝いを多くしているが、
相続税の基礎控除枠の減少により、これまでの相続シュミレーションに狂いが生じる。
また、孫への生前贈与も非課税で可能だとすると、
今後の相続税対策・資産承継コンサルティングの選択肢も広がる・・・。
これに更に、ミヤタが最近力を入れている『民事信託』スキームを絡めると
かなり柔軟な相続・資産承継スキームのお手伝いが可能になるだろう・・・。
これをきっかけに、相続の悩みを抱えているより多くの方に、
新たなお手伝いの機会が増えるかも・・・。

  • この記事を書いた人

宮田浩志(司法書士)

宮田総合法務事務所 代表司法書士

後見人等に多数就任中の経験を活かし、家族信託・遺言・後見等の仕組みを活用した「老後対策」「争族対策」「親なき後問題」について全国からの相談が後を絶たない。

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