6/23(火)、一般社団法人 家族信託普及協会の1周年記念シンポジウムを
神保町で開催いたしました。
天候が危ぶまれた中、無事雨にも降られず、400名を超える専門職の方々
(税理士・公認会計士・司法書士・行政書士・弁護士・不動産鑑定士・宅建業者・
金融機関の方・保険業界の方・介護事業者など)にお集まりいただき、
大盛況でした。
ミヤタも協会の理事兼実務を担う司法書士として、パネルディスカッションのパネラーで
登壇させて頂きました。
今回のシンポジウムの見どころ一つとしては、今回初めて『商事信託』の方をお招きして、
『家族信託(民事信託)』と『商事信託』は商売敵(二者択一)ではなく、
お客様のニーズに応えるために、手に手をとって共存するもの、
つまりお客様側から見れば、2つの仕組みをうまく使い分けることが
大切だということを大々的に打ち出した点です。
もう一つのの見どころは、西武信用金庫が金融機関として家族信託に対して
積極的に取り組む姿勢を打ち出したことです。
これを契機に他の金融機関も追いつけ追い越せで、家族信託について
金融機関内部で精通している方を増やしていただけると嬉しいです。
パネラーとして登壇頂きました司法書士の河合先生がブラックユーモア的に
『家族信託に精通した司法書士は、日本にまだ6名しかいない!
そのうちの2名がここにいます。』
とコメントされたことは、非常に面白かったです。
6名しかいないかどうかは別として、今日多くの司法書士・税理士・弁護士等が
『家族信託』について、セミナー講師をし、書籍や投稿記事を書き、ホームページ上でも
情報発信をしていますが、その専門職のほとんどの方が、家族信託の設計の
実務経験が無く、実際の実務上のやり方・ポイントをほぼ知らない方だ
という実態があるのは事実です。
一般社団法人 家族信託普及協会として、早くこの危うい状態を解消したいと
切に願っております。