契約書作成・契約書のリーガルチェック

契約書の意義を一言で言うと、『リスクの回避』『権利の確保』といえます。

「契約」というものは、口頭による当事者間の合意、いわゆる「口約束」のみで有効に成立します。

しかし、契約の重要性は、ビジネスにおいて企業や事業者間で交わすものについてはもちろんのこと、個人の方々にとっも、“言った言わない”、“そんなハズじゃなかった”といったトラブルを避けるためには、絶対におろそかにできない問題です。

契約書類を作成・締結しないことのデメリット・リスクを挙げればきりがありませんが、市販の一般的な契約書を利用することで用が足りることもあるでしょう。

しかし、すべてのケースにおいて一般的なひな型の契約条項で対応できる訳ではありません。

目先の出費(契約書作成費用)をためらったことによって、本来防ぐことができたはずの大きなトラブル、長期化するトラブルに巻き込まれることがあります。

オーダーメイドの契約書で、後々のトラブルを防ぐ万全の準備をお勧めします。 当事務所では、お客様個々の細かな事情を伺った上で、契約により実現・保全すべき権利にかなった最適な契約書の作成を致します。

また、お客様が既にお持ちの契約書や先方から提示された契約書に何か問題が無いのかどうか、当事務所が診断・アドバイスいたします。

契約書作成のメリット

1.当事者間で合意した事実・内容が明確になり、 誤解・誤発注等によるトラブルを未然に防ぐことができる。

2.当事者間における当該取引の重要性(契約違反によるペナルティを含む)の認識が高まり、 契約内容の実現へ自発的に行動しやすくなる。

3.後日、契約に関してトラブルになったときの有力な証拠になり、 相手方に義務履行を強制しやすくなる。

4.過去の取引と似たような取り決めをしたい場合に、当時の契約書が残っていれば、 契約内容の一部を変更することで簡単に新たな合意が得られ、経済効率性が高まる。

契約書作成の手順

1 お電話にて相談日時のご予約
契約書作成に関するご相談は、個別具体的なご相談が多くなりますので、弊所にお越し頂いての有料相談となります。
ご相談日時を調整させて頂きますので、お電話にて(0422-23-7808)ご予約ください。
↓     ↓     ↓
2 契約類型の決定及び御見積 ご相談内容の検討の結果、作成すべき契約書の類型を決定し、今後の流れをメール等で折り返しご案内いたします。 同時に御見積りをいたしますので、当事務所にご依頼されるかどうかをご検討下さい。
↓     ↓     ↓
3 契約書作成のご依頼 正式にご依頼いただきましたら、打ち合わせを重ねながら契約書の起案に取り掛かります(事案によっては着手金をいただくこともございます)。 基本的に電話・FAX・メールのやり取りで契約書の草案作りを進めることになりますが、事案の内容が複雑である場合などは、直接お会いして打ち合わせをすることもあります。 ご納得いただけるまで、契約文言を修正いたします。
↓     ↓     ↓
4 最終提案版契約書のご説明・納品・報酬請求 契約書の内容が固まりましたら、最終提案版契約書をご案内の上、各条項の内容・意味について当事者双方へのご説明をいたします。必要であれば修正を加え、当事者双方からの合意が得られれば、完成版契約書をメール(データ)又は現品(紙媒体)で納品させていただきます。納品と同時に報酬の請求をさせていただきます。
↓     ↓     ↓
5 契約調印の立会い ご希望であれば、実際に契約書を交わす場面に立会い、無事に契約書が調印(署名捺印又は記名押印)されるところまで見届けます。
↓     ↓     ↓
6 契約書のアフターフォロー 納品した契約書に関するご質問については、以後も無料でお答えいたします。 いったん納品をした契約書の修正につきましては、納品後2週間以内に限り、無償で修正のご相談を承ります。ただし、契約書の条文構成の大幅な修正や新たに法令・判例・学説等の調査が必要な場合には、別途費用を請求させていただきます。

契約書作成:料金表

1)定型的契約書類の作成及びチェック・作成指導

契約書の種類 作成費用
業務委託契約書 77,000円―220,000円(税込)
取引基本契約書 77,000円―165,000円(税込)
コンサルティング契約書 110,000円―165,000円(税込)
秘密保持(守秘義務)契約書 55,000円―88,000円(税込)
金銭消費貸借契約書 77,000円―165,000円(税込)
抵当権設定契約書・根抵当権設定契約書 55,000円―88,000円(税込)
債務弁済承認契約書 77,000円―110,000円(税込)
債務免除証書・債権放棄書・債務不存在契約書 55,000円―77,000円(税込)
債権譲渡契約書 77,000円―165,000円(税込)
株式譲渡契約書 55,000円―77,000円(税込)
売買契約書 55,000円―165,000円(税込)
賃貸借契約書・借地契約書・借家契約書 77,000円―165,000円(税込)
定期建物賃貸借契約書 77,000円―165,000円(税込)
使用貸借契約書 55,000円―77,000円(税込)
営業譲渡契約書・事業譲渡契約書 165,000円―330,000円(税込)
FC契約書(フランチャイズ・チェーン契約書) 165,000円―330,000円(税込)
各種会員規約・会則 77,000円―165,000円(税込)
離婚協議書・財産分与契約書 88,000円―165,000円(税込)

※ 契約書を公正証書にする場合、プラス22,000円(税込)~ となります。

※相手方との調印サポート(相手方への説明や条項・条件面の調整等)が必要な場合や複数回にわたる面前での打合せが必要な場合、追加報酬が発生する場合がございます。

2)非定型的契約書類の作成
例) 示談書・覚書・合意書・和解書・誓約書・催告書・警告書・お知らせ・上申書
44,000円(税込)より

「契約書作成・契約書のリーガルチェック」に関するトピックス記事一覧

契約書作成・契約書のリーガルチェック

民法改正で新設の「定型約款」とは? 重要ポイントを分かりやすく解説

【目次】 1.「定型約款」制度の概要 2.「定型取引」とは 3.定型約款の契約への組入れ 4.定型約款の内容の開示 5.定型約款の変更   1.「定型約款」制度の概要 2020年4月1日の民 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

2020年民法改正による「瑕疵担保責任」から「契約不適合責任」への変更について分かりやすく解説!

2020年の民法改正に伴い、「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)」という概念から「契約不適合責任」という概念に変更となりました。 この変更について、重要ポイントを分かりやすく解説します。 1.民法改正 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

賃貸オーナーが単身高齢者への賃貸リスクに備える死後事務委任の仕組み

単身高齢者への賃貸リスク 超高齢社会の日本において、賃貸物件のオーナーが単身の高齢者に対して賃貸することを渋り、居住用物件を借りることが容易ではないという問題が生じています。 この背景には、単身高齢者 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

民法(債権法)改正の重要ポイントまるわかり【2020年4月】

民法(債権法)改正法が2020年4月1日に施行されました。 様々な部分で大きな改正が行われましたが、我々の日常生活や一般的なビジネスにおいて重要となる知っておくべきポイントを3点挙げて、分かりやすく解 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

民法(債権法)改正が不動産賃貸借契約に与えるポイントを分かりやすく解説【2020年4月最新版】

2020年4月1日から民法の債権法に関する分野の改正が施行されました。 これにより従来の不動産賃貸借契約におけるルールが大きく影響を受けることになります。何がどう変わるのか、重要な3つのポイントに分け ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

販売店契約と代理店契約の違い

2011/10/2  

「販売店契約」と「代理店契約」は、似ているイメージがありますが、実はまったく異なる契約形態になります。 両者を比較して、その違いをきちんと理解しましょう。   ◆販売店契約(Distribu ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

アパート・借家等の賃貸借契約締結時における注意点

2011/7/4   ,

滞納賃料の督促、賃料増減額の交渉、原状回復義務の範囲と敷金返還、ゴミ・悪臭・ペット等の近隣トラブル・・・、不動産の賃貸借の問題は何かとトラブルの多いものです。 そこで、アパート・マンション・戸建等の建 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

公証役場の電子公証サービスでできること

1 会社設立の際の定款認証 電子定款の認証の手数料は従来どおり5万円ですが、紙ベースの定款認証と異なり印紙税の納付(4万円)が不要であり、コスト面のメリットがあります。 2 電子確定日付の付与 嘱託人 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

電子認証サービス(電子認証制度)とは

公証役場による電子公証サービスは、現在紙ベースで行われている「定款の認証」「確定日付の付与」及び「私署証書の認証」という3つの公証サービスを電子文書(電磁的記録)についても利用できるようにし、さらに、 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

定期建物賃貸借制度の使い方

1.定期建物賃貸借制度とは   ~定期建物賃貸借メリット~ 定期建物賃貸借(定期借家)制度は、平成12年3月1日から施行された新しい制度です。 従来の借地借家法上の賃貸借契約は、 賃借人(借主)保護の ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

契約書はなぜ必要か?ビジネスにおける契約書作成のメリット

「契約」というものは、口頭による当事者間の合意、いわゆる「口約束」のみで有効に成立します。 しかし、 契約書の有無は、個人の方にとってももちろんのこと、 ビジネスにおいて企業や事業者間で交わすものにつ ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

代表的な契約書の種類一覧

当事務所で取り扱うことのできる代表的な契約書類の一覧です。 1.不動産の売買契約に関する契約書 売買予約契約書 買戻特約付売買契約書 借地権付底地売買契約書 通行地役権付土地売買契約書 建物取壊条件付 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

契約書作成に関する重要な語句(用語)のわかりやすい解説

2007/1/19  

契印 文書が複数枚になる場合、それらが一体となった一つの書面であることを証明するため、当事者全員が押印欄に捺印したものと同じ印で各ページに割って押すもの。 一般的に「割印」と同義として使われることもあ ...

「契約書作成・契約書のリーガルチェック」に関するよくある質問記事一覧

契約書作成・契約書のリーガルチェック

念書と契約書はどう違いますか?

2015/12/19  

「念書」や「誓約書」は、自分の履行義務等について認める内容の書面で、一方から他方に対し差し入れる形式のものです。 「覚書」は、契約という正式な行為に至る前の当事者の簡単な合意や確認の意味の書面です。 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

契約書はいつまで保管すべきでしょうか?

2015/12/19  

保管期間の一つの目安としては、一般債権の消滅時効期間10年を基本に考えるのがいいと思います。 契約期間が満了したり、取引が終了したからといって、すぐに契約書類を破棄してしまうのはお勧めできません。 通 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

契約書に日付を入れ忘れてしまったら?

2015/12/19  

契約の内容に間違いが無ければ、契約は本来契約当事者の意思の合致で有効となりますので、契約書に日付が入っていなくても契約自体は有効です。 ただし、契約成立の時期は、消滅時効などの関係からとても重要です。 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

契約書の当事者欄への記載は何が必要でしょうか?

2015/12/19  

契約書に記載する当事者欄(署名押印欄)は、契約当事者が個人か法人かで異なります。 1)当事者が個人の場合 住所・氏名の記載に押印する形になります。 当事者に代理人が選任されていた場合は、本人の住所・氏 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

署名のない契約書は無効ですか?

2015/12/19  

署名がなくても契約書が無効になるわけではありません。 法律で署名に代えて記名押印という方法が定められていますので、必ずしも署名がなくても記名押印の場合には有効になります。 実務上は署名だけで押印がない ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

契約書のタイトルに決まりはありますか?

2015/12/19  

法律的な決まりや効果は全くありません。 大切なのはあくまで内容ですので、タイトルが無くても立派な契約書となります。 一目瞭然に何の契約書かを判別するために、「金銭消費貸借契約書」「贈与契約証書」等のタ ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

契約書を公正証書にするメリットは何ですか?

2015/12/19  

公正証書にしておくと、相手方が契約に基づく義務を履行しない場合に、訴訟手続を経ることなく強制執行(財産の差押え等)を行うことができます。 これを公正証書の“強制執行機能”といいますが、この機能のメリッ ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

契約書の綴じ方に決まりはありますか?「契印」「割印」とは?

2015/12/19  

契約書の綴じ方に明確な決まりはありません。 しかし、契約書類が複数枚ある場合に、署名押印欄以外の頁が抜き取られたり差換えられたり落丁したりすることを防止するために下記の2つの綴じ方のどちらかをし、『契 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

署名と記名はどう違いますか?

2015/12/19  

「署名」とは、自ら手書きで自分の氏名を書くことです。「記名」とは、あらかじめ印字しておいたりゴム印(シャバン)を押すことです。 署名よりも印鑑を重要視する傾向がありますので、署名がある場合でも必ず捺印 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

契約書に押す印鑑にはどのような種類がありますか?

2015/12/19  

契約書が複数枚になる場合に各ページに割って押す「契印」、2通以上の契約書がある場合に契約書同士で割って押す「割印」、契約書の内容を訂正する場合に押す「訂正印」、訂正に備えあらかじめ欄外に押しておく「捨 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

契約書の書き間違いはどうやって訂正すればよいですか?

2015/11/5  

契約書の書き間違いの訂正・修正をしたい場合 契約書の誤字脱字や記載内容の訂正・修正をしたい場合には、契約書の当事者押印欄に捺印したものと同じ印鑑を当事者全員が「訂正印」として押印することで処理をします ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

契約書の書き方に決まりはありますか?

2015/11/5  

契約書の書式や物理的形態に特に法律上の決まりはありません。 したがいまして、縦書き・横書きどちらでも構いませんし、手書き文字・ワープロ使用、紙のサイズも問いません。 ただし、書体の乱れた文字や、後で争 ...

© 2024 家族信託なら宮田総合法務事務所【吉祥寺】無料法律相談を実施中! Powered by AFFINGER5