遺言書作成(遺言公正証書作成・遺言執行者就任)

相続対策は「争族対策」であり、遺言書作成による「遺志表示」は遺される者への最大最後の愛情表現の手段です。

せっかく手間をかけて作るのですから、愛に満ちた万全の遺言書を作りませんか?

まずは、遺言書作成セミナーの講師や公正証書遺言の作成、遺言執行業務を数多く手がける弊所までお気軽にご相談下さい。

弊所の≪無料法律相談≫をご利用頂き、遺言書を作る本当の意義・必要性を認識していただくことから始めましょう!

お時間ある方は、こちらもお読みください・・・

遺言書を書くという行為は、あなたにとって大切な家族等への最後の愛情の表現であり、先立つ者の義務でもあります。自分の人生を見つめ返し、遺される者へ遺言書作成であなたの「遺志」・「感謝」・「愛情」を伝えましょう。 たった遺言書一枚で、無用な親族間の争いを防げるかもしれません。

「うちの子供たちは皆仲が良いから、財産さえ残せばあとは子供たちで上手く分けてくれるだろう」という考えは、ちょっと危険です。

遺産があるが故に、それまで仲が良かった相続人間で憎悪に満ちた骨肉の争いが勃発するケースを幾度となく見聞きしてきました。

脅かすつもりはありませんが、財産を残す以上は、その配分についてきちんと“遺志”を表示する義務があると考えます。

遺言書を既に書かれた方もこれから書こうと思っている方も、このホームページをご覧頂き、今一度注意深く見直しをされることをお勧め致します。

既に遺言書を書かれた方も、以下の項目の記載が漏れていないか、もう一度思い返して下さい。

もし漏れているようでしたら、その項目について別の遺言書を作るか、もう一度全体を見直して新しい遺言書を作り直すか、ご検討してみてはいかがでしょう?

 

遺言書作成において意外と忘れがちな遺言項目チェックリスト

1.財産を受け取る方が先に死亡した場合の予備的受取人の指定はあるか?

財産を受け取る方が同時または先に死亡してしまうと、その部分の遺言は無効になります。従いまして、その遺産については遺言による指定がなかったことになり、別途相続人間での遺産分割協議が必要になってしまいます。万が一に備えて、予備的(補充)遺言条項を設けることは大切です。

2.遺言書作成後に取得した財産など遺言書に未記載の遺産の承継は?

せっかく熟慮し、こと細かく遺言書に書いたとしても、遺言書に記載の無い財産は、その部分につき相続人間で分割協議をしなければならなくなります。 個別具体的な記載に加えて、遺言書に記載の無いその他一切の遺産の承継先を包括的に指定しておくことも大切です。

3.祭祀の承継権(墳墓・祭具等の所有権)を誰に任せるか?

当然長男が承継すると考えていても、遺言の内容に不満があったり、相続人間での複雑な人間関係により、きちんと祭祀が承継されるとは限りません。祭祀承継の自覚を促す為にも、遺言書において祭祀承継者をきちんと指名すべきでしょう。

4.遺言執行者は指定しないのか?

せっかく熟慮を重ねて納得のいく遺言書ができたとしても、誰か一人でもその内容に不満を持ち、遺言執行手続に非協力的な相続人がいれば、滞ってしまう手続もあります。また、遺言内容によっては遺言執行者を必要とする手続もあります。遺言内容を速やかにかつ確実に実現させる為に、遺言書で信頼できる遺言執行者を指定することをお勧めいたします。

5.遺族への最後のメッセージはあるか?

必ずしも遺言書の中でメッセージを記す必要はありませんが、遺された家族への感謝の気持ちや自分の考え等を「付言事項」として記すことはそれなりの意味があると思います。例えば、遺言書を目にする家族にとって、一言でも自分たちへ愛のあるメッセージがあれば、悲しみを和らげられたり、たとえもし遺言内容に対して多少の不満があったとしても納得する要因になり得ます。また、何故このような財産の分け方をしたかという遺言者の意図を記すことは、相続人間での無用な遺恨を残さずに済むということもあるでしょう。是非、遺される方々の心に響く言葉を記すことを考えてみて下さい。

 

★当事務所にお任せいただくメリット★

1. 多様な遺言内容に関する豊富な実績

遺留分対策、換価分割の指定、条件付き遺贈、負担付遺贈、民事信託の設定、特別受益の持ち戻し免除・・・等、遺言者の様々なニーズに対応できるのは、相続に詳しい法律家だからこそ。もちろん、税理士等の専門家と連携して、相続税対策も考慮した遺言内容にすることができます。

2. 遺言執行者として遺言を確実に実行

遺言執行者は、遺言書を作成したときの“想い”を十分に熟知している者こそなるべきだと考えます。 “遺志”を確実・忠実に実現すべく、執行業務の完了まで責任をもって弊所が実行します。

3. 不動産の専門家として万全の遺言作成

不動産登記を知らない方が遺言書を作成すると、相続発生後に遺言執行(登記手続き)ができないという事態にもなりかねません。不動産及び不動産登記の専門家として、遺言執行時に困らない遺言内容をご提案できます。

4. 司法書士が執行者となる費用面でのメリット

将来、信託銀行、弁護士、行政書士等が遺言執行者に就任する場合、不動産登記手続きは、提携の司法書士に外注することになり、登記費用は別途発生します。弊所では、原則として遺言執行報酬に不動産登記手続き報酬も織り込んでおりますので、結果として遺言執行に関する総費用は他に依頼するよりも安価に抑えられる可能性があります。

5. 成年後見・民事信託にも精通した司法書士

数多くの成年後見人・後見監督人に就任しており、また民事信託(家族信託)にも精通している当職だからこそ、将来の相続だけに備えるのではなく、この先の人生、つまり老後から最期の瞬間までも安心できる備えをご提案できます。 具体的には、ご家族・親族との任意後見契約を遺言書と合わせて作成できますし、場合によっては、遺言書に代えてご家族・親族との家族信託契約で代用することも可能です。 また、近くに頼れるご親族がいない場合は、ご希望であれば当職が任意後見人受任者として任意後見契約を締結したり、定期的な安否・健康状態確認を兼ねた見守り契約をセットでお任せいただくことも可能です。

6. 30年先まで見据えられるサポート

当職の年齢は、現在40代前半ですので、今後30年先まで遺言者及びそのご家族を見守り続けていくことが可能です。その中で、家族関係・資産状況等の変化に伴い、遺言の書換え等のメンテナンスの必要も出てくるかもしれません。ホームドクターならぬホームロイヤーとして、法律・法務の面から長期にわたりご家族の資産と生活をしっかりサポートします。 換価分割と代償分割の税務 ≪譲渡所得税≫

遺言書作成に関する主な業務

1.遺言書の文案作成・作成指導、遺言内容に関するコンサルティング

2.遺言執行者への就任(受任)

3.公正証書遺言作成のための必要書類収集、物件調査

4.公証役場での立会い業務

公正証書遺言作成には、立会人(証人)2名の立ち合いが必要です。 立会人の目途がつけられない場合、立会い業務だけもお手伝い可能ですので、 お気軽にご相談下さい。

5.配偶者特別控除を利用した生前贈与による相続(争族)対策

配偶者特別控除(2,110万円以下なら非課税)を利用して、 配偶者へ居住用不動産の贈与をすることで財産を分散させ、 将来の相続税節税を図ることができます。

6.「相続時精算課税制度」を利用した生前贈与による相続(争族)対策

収益物件を子供に生前贈与することにより、財産の承継をスムーズにし、 将来の相続税節税を図ることができます。

7.不動産所有者による不動産管理会社設立による相続(争族)対策

8.種類株式の導入や株式移転等による事業承継対策

9.死後事務委任契約書の作成及び死後事務に関するコンサルティング

遺言書作成の流れ(遺言公正証書作成のケース)

1 電話・無料法律相談フォームでのお問い合わせ お電話または、無料法律相談フォームでの受付後、ご相談日時を調整させて頂き、面談で詳細にお話をお伺いいたします。
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2 方針確定、必要書類・御見積のご案内 お話しを伺った結果、今後の方針及び必要書類並びに御見積額をご案内いたします。
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3 遺言書作成のご依頼 今後の方針や御見積を確認して頂き、お申し込み下さい。
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4 文案作成・必要書類の代理取得 遺言書への記載希望内容を適切な表現に落とし込み、文案を作成いたします。ご希望であれば、必要な書類を代理取得することもいたします。
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5 公証人役場への事前調整・日時予約 遺言書の文案にご納得いただければ、公証人役場に事前に資料を提供して、内容の事前調整と公証人役場の日時の予約をします。
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6 公正証書作成 予約した日時に公証人役場で遺言公正証書を作成します。立会人(証人)2人をご用意できない場合は、当事務所スタッフを手配いたします。

遺言書作成の報酬基準(税込)

ご相談料
★宮田が対応する場合
30分まで 6,600円(税込)/80分まで 13,200円(税込)

★宮田以外が対応する場合
30分まで 5,500円(税込)/80分まで 11,000円(税込)

※2回目以降は、30分につき6,600円(税込)を基本とさせて頂いております。

・遺言書の文案チェック・作成指導(自筆証書・公正証書共通):¥13,200円より
・公正証書遺言作成(文案作成、公証人役場との日程調整等):¥110,000円より
・死後事務委任契約書作成¥55,000円より

※上記料金の他に実費を別途請求させて頂きます。
※ご自宅等への出張により遺言公正証書を作成する場合には、別途出張料が発生する可能性があります。
※公証人役場での立会いのみのご相談も承りますので、ご相談下さい。

遺言書作成に関する無料法律相談

無料法律相談または電話(0422-23-7808)まで是非ご相談下さい。

営業時間 : 平日8:30から19:00まで (ご予約により、時間外のご相談も可能です)

※土日祝日は、事前予約にてご相談を承っておりますのでお気軽にお問合せ下さい。

 

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老親の生涯にわたる財産管理や生活・介護費用の給付などを子世代が支える仕組みとて活用が拡大している「家族信託」。 老親を支える子世代が複数いる場合、その中から代表して1名が「受託者」となり、老親名義の不 ...

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2024年10月1日から施行される商業登記規則等の一部を改正する省令(令和6年法務省令第28号)により、「代表取締役等住所非表示措置」が始まります。 この「代表取締役等住所非表示措置」は、一定の要件の ...

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相続・家族信託・成年後見に関する誤解を招く情報にご注意!

インターネット上のホームページやSNS、掲示板等では誤解を招く記事や誤った情報が溢れています。 その中には「相続」・「家族信託」・「成年後見」に関するものも数多く含まれております。 そこで今回は、「相 ...

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みなさんは、「相続時精算課税制度」をご存知でしょうか。 相続時精算課税制度とは、納税者の選択により贈与税・相続税を通じた課税がおこなわれる制度です。 そこで今回は、相続時精算課税制度を使った贈与の代表 ...

成年後見(法定後見・任意後見)、高齢者等の財産管理

“おひとりさま”が安心できる老後のための「見守り契約」とは?

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後見制度には大きく「任意後見」と「法定後見」の2種類があり、それぞれの制度上の違い・特色があります。 そこで今回は、任意後見と法定後見の違いについて、使い分ける際の注意点もあわせて簡単に解説します。 ...

離婚協議・財産分与・養育費

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離婚の方法と手続き 協議離婚 調停離婚 審判離婚 裁判離婚 離婚と子供の問題 親権者を誰にするか 養育費はどうするか 子の氏はどうするか 面接交渉権について 離婚とお金の問題 婚姻費用分担 慰謝料 財 ...

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自宅(居住用不動産)について、「居住用不動産における贈与税の配偶者控例の特例」を利用し、夫婦間で生前贈与することがあります。 「居住用不動産における贈与税の配偶者控例の特例」とは、婚姻期間が20年以上 ...

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商業登記・企業法務 その他のサービス

「種類株」とは? 活用法・定款記載例などを分かりやすく解説!

「種類株式」とはどのようなものか、中小企業の株主構成や経営の実情によっては、活用するメリットがあります。 種類株式の種類とそれぞれの活用方法について、ご説明します。   【目次・重要ポイント ...

家族信託

拙著『図解いちばん親切な家族信託の本』の読者からのよくある質問 【その2】

今回は、『図解 いちばん親切な家族信託の本』をお読みになった方々から頻繁にご質問いただく内容を2回に分けてご紹介しておりますが、今回はその2回目です。 次の4つのよくある質問(④~⑦)を是非ご覧下さい ...

家族信託

拙著『図解いちばん親切な家族信託の本』の読者からのよくある質問 【その1】

拙著『改訂新版 相続・認知症で困らない 家族信託まるわかり読本』(近代セールス社)が、現在累計で11,000部の発行となっております。 ご購読いただきました皆様には感謝しかございません。 この『家族信 ...

家族信託

経営のリスク対策としての「株式信託(自社株信託)」のメリット

中小企業の後継者問題が取り沙汰されておりますが、その背景には、オーナー社長(社長兼大株主)の高齢化があります。 オーナー社長の事故・急病などの緊急事態に備えること、また、将来の円滑な事業承継に向けて中 ...

各種不動産登記(売買、贈与、抵当権設定・抹消など)

不動産の「等価交換」とは? 仕組みやメリット・デメリットなどを分かりやすく解説!

2023/1/23  

1.不動産の「等価交換」とは 不動産の「等価交換」とは、土地所有者が土地の権利の一部をデベロッパー(マンション建設業者・開発業者)に譲渡し、土地所有者は、譲渡した土地の価値に相当する分につき、デベロッ ...

家族信託

相続空き家の3,000万円特別控除(租税特別措置法35条3項)について、信託契約の残余財産の帰属権利者も適用できるか

「相続」又は「遺贈」により被相続人の居住用家屋(空き家)及びその敷地等を取得した人が、相続発生から3年以内に当該不動産を売却した際に、その譲渡益について、金3,000万円まで控除(つまり課税されない) ...

家族信託

家族信託の信託不動産にも「居住用財産の3,000万円特別控除」が適用できるか

個人が、居住用財産(自宅の土地・建物)を売却して譲渡益が生じた場合、この譲渡益に対しては所得税の課税となりますが、この譲渡所得税の計算において、一定の要件を満たせば、譲渡益から金3,000万円を控除で ...

相続・遺産整理

「遺言執行費用」は相続税からも遺留分からも控除できない

「遺言執行費用」の取り扱いについて、相続税の計算上、相続財産からの債務控除ができるかどうか、遺留分との関係はどうなるのかといった点について確認していきます。   1.「遺言執行費用」とは 遺 ...

マンション管理に関する諸問題

マンションの滞納管理費を回収するための3つのポイント

弊所には、マンションの管理組合やマンション管理会社から持ち込まれる滞納管理費の回収についての相談は少なくありません。実際に弊所で法的措置を講じて、和解や判決をもって回収を実現するケースも多いです。 そ ...

家族信託

賃貸オーナーの節税策としての「法人化」と「家族信託」 ~4施策の比較と家族信託を活用した「受益権売買」~

アパート経営・賃貸経営をされている方にとって、最大の関心ごとの1つである「所得税対策」「相続税対策」に活用できる「法人化」の4施策についてご紹介します。 合わせて、その1つの施策の中でも画期的な施策と ...

マンション管理に関する諸問題

「第三者管理方式」がマンション管理を変える?

  マンションの管理会社が理事会に代わってマンションを維持管理する「第三者管理方式」の導入が広がっている。 今後のマンション管理の在り方を変えるかもしれない、「第三者管理方式」についてご紹介 ...

相続・遺産整理

死因贈与契約に基づく登記手続きの必要書類について司法書士が分かりやすく解説!

「死因贈与契約」とは、あげる人(=贈与者)ともらう人(=受贈者)の双方の合意に基づく「贈与」の一種ですが、贈与者が死亡したときに贈与の効力が生じる贈与契約のことを言います(民法第554条)。 死因贈与 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

民法改正で新設の「定型約款」とは? 重要ポイントを分かりやすく解説

【目次】 1.「定型約款」制度の概要 2.「定型取引」とは 3.定型約款の契約への組入れ 4.定型約款の内容の開示 5.定型約款の変更   1.「定型約款」制度の概要 2020年4月1日の民 ...

相続・遺産整理

私道部分の相続登記が漏れていたときの対応策

親に相続が発生した後、被相続人所有の自宅建物やその底地の相続登記を済ませた方でも、「私道部分」(家の建つ土地に隣接した土地で、道路として利用されている私有地)について、相続登記ができていない方が少なく ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

2020年民法改正による「瑕疵担保責任」から「契約不適合責任」への変更について分かりやすく解説!

2020年の民法改正に伴い、「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)」という概念から「契約不適合責任」という概念に変更となりました。 この変更について、重要ポイントを分かりやすく解説します。 1.民法改正 ...

未収債権(売掛金・貸金・家賃等)の回収・裁判事務

2020年民法改正に伴う新しい時効制度とは? 【重要点を分かりやすく解説!】

2020年4月1日施行の改正民法により大きく変わった「時効制度」について、重要な変更点をご説明します。 【目次・重要ポイント】 1.消滅時効の援用権者を明確化(第145条) 2.時効の「更新」「完成猶 ...

相続・遺産整理

民法改正による遺産分割前の預金払戻制度について

2019年7月1日施行の改正民法により、遺産分割前でも被相続人の預貯金(相続預金)を払い戻すことが可能となりました。 この新しい制度について、重要ポイントを簡潔にご説明します。 【目 次】 1.預金払 ...

相続・遺産整理

「相続放棄」をあきらめないで!

相続放棄は、「3ヶ月以内」に家庭裁判所の手続きを経ないといけないということを認識している方は少なくありません。 しかし、この「3ヶ月以内」という考え方には注意が必要で、相続が発生して3ヶ月以上が経過し ...

相続・遺産整理

遺産整理・相続手続きを司法書士に依頼するメリットとは

親や親戚などが亡くなった際の相続手続きは、煩雑な手間と日数のかかるものです。 特に、故人が亡くなる前の生活・経済状況を把握できていない場合や、故人が遺言書を遺していなかった場合、法定相続人間の人間関係 ...

各種不動産登記(売買、贈与、抵当権設定・抹消など)

遺言執行者に「相続させる」旨の遺言に基づく相続登記の権限付与

  2019年7月の民法改正により「相続させる」旨の遺言についての取り扱いが変更となりました。 下記に分かりやすくご説明させていただきます。 ポイント 民法改正により遺言執行者の権限が明確化 ...

家族信託

家族信託を専門家に依頼する際の注意点

高齢の親の財産管理(認知症による資産凍結対策)や円満円滑な資産承継(争族対策)に「家族信託」を活用したコンサルティングをする法律専門士業や民間のコンサルティング会社(以下、「専門職」といいます。)が増 ...

家族信託

老親の収益物件管理における「サブリース」と「家族信託」のメリット等の比較

高齢の親の健康状態(認知症に限らず、大病や事故等による判断能力低下も含む)に左右されない、老親の財産を管理・処分する仕組みとして、「家族信託」が最良・最有力の手段として注目をされて久しいです。 しかし ...

成年後見(法定後見・任意後見)、高齢者等の財産管理

経験と統計データから見る成年後見制度の誤解と現状

先月(令和4年3月)、最高裁判所事務総局家庭局より、昨年1年間(令和3年1月1日から12月31日まで)における、全国の家庭裁判所の成年後見関係事件(後見開始、保佐開始、補助開始及び任意後見監督人選任事 ...

家族信託

家族信託は危険?「怪しい家族信託コンサルタント」を見分ける7つの質問

弁護士・税理士等の士業だけではなく、民間の資産コンサルティング会社などにも、お客様に不幸・不安をもたらしかねない「怪しい家族信託コンサルタント」(※)がはびこり始めた今日。 お客様からみて、どうやって ...

家族信託

家族信託における受託者借入と債務控除

家族信託において、受託者が金融機関から融資を受けて信託不動産を新たに取得(新築・建替え・購入)するケースがあります。 たとえば、家族信託を活用して、高齢のアパートオーナーである父親に代わり、その長男が ...

家族信託

家族信託の受託者を変更(交代)する場合の手続き

「家族信託」は、老親の生涯にわたる財産管理・生活サポートを主目的とするケースが最も典型的です。 とはいえ、“人生100年時代”ですので、一旦家族信託がスタートすると、10年超はもちろん、何十年にわたり ...

相続・遺産整理

相続登記の義務化(令和6年4月1日より開始)について

民法と不動産登記法の改正により、これまで義務ではなかった相続登記が義務化されます。 令和6年(2024年)4月1日より施行される改正法のポイントについて分かりやすく紹介します! 【ポイント】  1.相 ...

マンション管理に関する諸問題

老朽化マンション建替えの要件緩和の法改正へ

12/10(金)の日本経済新聞朝刊の記事によりますと、政府は分譲マンションの建て替え要件を緩和するために、区分所有法改正の検討に入り、2022年度中にも法相の諮問機関である法制審議会に諮問する方針だと ...

商業登記・企業法務

2022年1月31日より始まる「実質的支配者リスト制度」とは?

1.実質的支配者リスト制度とは? 「実質的支配者リスト制度」は、株式会社(特例有限会社を含む)からの申出により、法務局(商業登記所)が、その会社の実質的支配者リスト(※)について証明をしてくれる制度で ...

家族信託

認知症と診断されても家族信託をあきらめる必要はありません!

弊所には、親が認知症と診断をされたというご家族から、 「今から家族信託や遺言はできませんか?」 「もうアパートの建替えや自宅の売却はできないでしょうか?」 「成年後見制度を使わないとダメでしょうか?」 ...

生前対策・相続対策

成年年齢引下げで、4月以降の贈与がおススメ?

1月29日の日本経済新聞の記事によりますと、2022年4月1日から成年年齢が18歳に引き下げられるのに伴い、贈与や相続で「20歳以上」とされてきた特例の対象が18~19歳の新成人にまで広がる、とのこと ...

家族信託

相続・認知症で困らないための家族信託など「生前対策ベスト5」

超高齢社会を迎えている日本において、親の老後は何十年と長きにわたります。 老親の認知症発症による判断能力の喪失や相続発生により、本人や家族が困らないように、元気な今のうちにやっておくべき‶生前対策“の ...

家族信託

家族信託の“専門家もどき”にご注意を!

司法書士や弁護士・行政書士等の士業事務所だけではなく、民間の資産運用コンサルティング会社など数多くの専門家が「家族信託のコンサルティング業務」に参入してきています。 そんな玉石混交の様相を呈している家 ...

家族信託

家族信託など老親の認知症による‶預金凍結”対策のまとめ

老親の認知症等により、老親名義の預貯金口座から、生活費・介護費用や入院・入所費用が下ろせなくなる事態、いわゆる“預金凍結”する事態を回避するために、老親が元気なうちに取り得る対策をまとめてみました。 ...

家族信託

NHK『あさイチ』でも特集の「実家の処分」と「家族信託」について 【その3】

12/22(水)放送のNHK朝の情報番組『あさイチ』では、「どうする?実家の家と土地」というテーマで特集がされました。 人気番組なので、全国各地で視聴された方も多いようです。 ここでは、『あさイチ』を ...

家族信託

NHK『あさイチ』でも特集の「実家の処分」と「家族信託」について 【その2】

12/22(水)放送のNHK朝の情報番組『あさイチ』では、「どうする?実家の家と土地」というテーマで特集がされました。 人気番組なので、全国各地で視聴された方も多いようです。 ここでは、『あさイチ』を ...

家族信託

NHK『あさイチ』でも特集の「実家の処分」と「家族信託」について 【その1】

12/22(水)放送のNHK朝の情報番組『あさイチ』では、「どうする?実家の家と土地」というテーマで特集がされました。 人気番組なので、全国各地で視聴された方も多いようです。 ここでは、『あさイチ』を ...

生前対策・相続対策

2020年7月10日から施行された「自筆証書遺言書保管制度」を分かりやすく解説【最新版】

遺言には、「自筆証書遺言」、「公正証書遺言」、「秘密証書遺言」の3つの方式がありますが、今回「法務局における遺言書の保管等に関する法律」(遺言書保管法)という新しい法律が2020年7月10日から施行さ ...

家族信託

家族信託の書籍3部作の用途・対象読者の比較

2021年9月14日の『いちばん親切な家族信託の本』の発刊により、弊所代表宮田の家族信託に関する書籍3部作が揃いました! これにより、家族信託に初めて触れる方から家族信託の設計コンサルティング業務を担 ...

家族信託

株式信託と「指図権」

自社株式を信託財産として管理・処分を任せる『株式信託』を実行すると、株主としての権利、具体的には株主総会における議決権の行使(各議案についての賛否)や株の配当金の受領などは、受託者が担うことになります ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

賃貸オーナーが単身高齢者への賃貸リスクに備える死後事務委任の仕組み

単身高齢者への賃貸リスク 超高齢社会の日本において、賃貸物件のオーナーが単身の高齢者に対して賃貸することを渋り、居住用物件を借りることが容易ではないという問題が生じています。 この背景には、単身高齢者 ...

家族信託

家族信託に潜むリスクのある契約条項【信託財産】

弊所では、個人のお客様からのセカンドオピニオンサービスを実施しておりますし、全国の法律専門職や金融機関等からの依頼に基づき、家族信託の契約書のリーガルチェック・作成指導をさせて頂いています。 毎月50 ...

家族信託

故郷に暮らす老親を「家族信託」で支える!

2021/7/8   , ,

東京や大阪などの大都市圏に子供たちが出てきてしまい、地方(田舎)にある実家は、高齢の両親だけで(又は単親が独居で)暮らしているケースは、少なくない。 子の想い、親の想い このようなケースで、都会で家庭 ...

生前対策・相続対策

相続対策で収益物件を親子間売買するメリット・デメリット

親が保有する収益不動産(賃貸アパートや賃貸マンション)を相続税対策又は争族対策の一環として「親子間売買」(「親族間売買」ともいう。)をするケースがあります。 この場合のメリット・デメリット・注意点・リ ...

家族信託

家族信託を含めた「認知症対策」や「相続対策」の相談をどこにすべきか?

超高齢社会において、老親の認知症による判断能力の喪失リスクを踏まえた財産管理・生活サポート・資産凍結とその先の資産承継の問題は、どの家族も直面し得る深刻なテーマです。そこには、空き家問題や遺産相続争い ...

家族信託

家族信託に潜むリスクのある契約条項【委託者の地位の承継】

弊所では、個人のお客様からのセカンドオピニオンサービスを実施しておりますし、全国の法律専門職や金融機関等からの依頼に基づき、家族信託の契約書のリーガルチェック・作成指導をさせて頂いています。 毎月50 ...

家族信託

株式の家族信託と「受益者変更権」

受益者変更権とは 自社株式を信託財産として管理・処分を任せる『株式信託』などにおいて活用される権限として、「受益者変更権」という権限があります(収益不動産を信託財産とする不動産信託においても、この受益 ...

家族信託

家族信託で受益者を複数にした場合の信託目録の受益者欄への受益権割合の記載

不動産を信託財産に入れた場合、当該不動産の登記簿には、信託財産になった旨だけではなく、受託者や受益者の住所・氏名の他、信託契約の条項の中で特に当該不動産の管理・処分等に関係しうる契約条項は登記簿(信託 ...

相続・遺産整理

特別寄与料とは? 特別寄与制度の仕組みと税務について分かりやすく解説【2021年版】

令和1年7月1日に民法が改正され、法定相続人以外の者が被相続人に対して貢献した場合に、これを遺産の分配において考慮するための新しい制度が設けられました。法的根拠と条文としては、「民法及び家事事件手続法 ...

相続・遺産整理

死因贈与のメリット・デメリット・注意点、遺贈との違いを分かりやすく解説【2021年版】

【目次】 1.死因贈与とは 2.死因贈与を進める際の注意点 3.死因贈与手続きの流れ 4.死因贈与と遺贈のメリット・デメリット 1.死因贈与とは 「死因贈与」とは、あげる人(贈与者)ともらう人(受贈者 ...

各種不動産登記(売買、贈与、抵当権設定・抹消など)

「保証意思宣明公正証書」とは? 新制度の概要・注意点などを分かりやすく解説

保証意思宣明公正証書とは? 民法の改正により、令和2年4月1日以降に締結される事業用融資の個人事業の保証について、保証人となろうとする個人の保証意思を確認するための公正証書の作成が必要となりました(民 ...

生前対策・相続対策

自筆証書遺言の様式緩和について【2019年1月13日~】

手書きの遺言(「自筆証書遺言」という。)には、民法で厳格な様式が指定されています。 簡潔にいうと、下記の①~③の様式を満たす必要があります。 ①全文を自分で手書き ②作成日付を明記 ③遺言者の署名押印 ...

家族信託

遺留分を侵害する家族信託を実行する場合の注意点

家族信託には、高齢者や障害者の「財産管理機能」だけではなく、「遺言代用機能」がある中で、その遺言代用部分において遺留分を抵触する規定を置く場合についての注意点をご紹介します。 ★弊所代表の宮田が執筆し ...

各種不動産登記(売買、贈与、抵当権設定・抹消など)

リ・バース60とは? メリットとデメリットを図解で分かりやすく説明

住宅金融支援機構(旧:住宅金融公庫)が提携先民間金融機関を通じて提供する満60歳以上の方を対象とした「住宅ローン」、通称「リ・バース60」。 「リ・バース60」の仕組みやメリット・デメリットについて説 ...

相続・遺産整理

相続・遺産整理手続きにおける相続人調査

家族が亡くなった場合、亡くなった方(被相続人)名義の財産に関し、銀行や証券会社での相続手続き、保険会社への保険金請求、法務局への相続登記申請など様々な手続きが必要となります。 その手続きの際には、被相 ...

家族信託

家族信託における「委託者の地位の承継」と登録免許税

世の中に出回っている家族信託・民事信託の契約書の文例において、「委託者の地位は、相続により消滅し相続人に承継されない」という条項を非常に多く見かけます。 このような条項を置くことの趣旨は、委託者兼当初 ...

生前対策・相続対策

改めて知っておきたい! 遺言書作成時の注意点2つ

遺言書を作成する際には、気を付けなければならない点がいくつもあります。 今回は、その代表格として、「予備的条項(予備的遺言や補充遺言とも言われます)」と「遺言執行者」についてご説明します。 &nbsp ...

相続・遺産整理

配偶者居住権とは? 制度概要・活用例・家族信託との比較を分かりやすく解説【2020年最新版】

「配偶者居住権」とは、2020年4月1日施行の改正民法により創設された制度で、相続発生により遺された配偶者が被相続人の所有する建物(夫婦で共有する建物でも可)に居住していた場合に、相続発生後も配偶者が ...

相続・遺産整理

遺留分として不動産を譲渡した場合の課税リスク

「遺留分」とは、相続に際し、法定相続人の生活保障のために民法が最低限保証した遺産を貰える権利のことを言います。 この遺留分については、2019年7月1日施行された民法改正により、大きな変更がなされまし ...

マンション管理に関する諸問題

民法改正とマンション管理費の時効について

これまで、マンションの管理費・修繕積立金(以下、「管理費等」と言います。)は、民法169条に規定する「定期給付債権」にあたり、「5年」の短期消滅時効が適用されていましたが(管理組合が5年の間に裁判を起 ...

生前対策・相続対策

債務引受・債務免除で贈与税が課税されるリスクに注意!「みなし贈与」とされる典型的な3つのケース

一般的には、個人間における無償での財産の譲渡(例:太郎さんが持っているものを“ただ”で花子さんにあげる行為)に対して、贈与税の課税がなされるイメージですが、必ずしもプラスの財産を移動だけが贈与税の課税 ...

各種不動産登記(売買、贈与、抵当権設定・抹消など)

所有権に基づく物件的請求権の消滅時効

売買による所有権移転仮登記に関し本登記請求権の消滅時効成立の可否 「所有権に基づく物件的請求権」とは、不動産を購入した買主が売主に対し不動産の引渡請求や所有権移転登記請求をできる権利をいいます。 建物 ...

相続・遺産整理

民法改正後の相続させる旨の遺言(特定財産承継遺言)の法的効力

2019年の民法改正で変わった遺言の効力 特定の財産を特定の相続人に確実に承継させたい場合、遺言書の中で、例えば「下記の不動産を長男に相続させる」などと記載することはごく一般的です。 このような“特定 ...

家族信託

家族信託の税務における「損益通算禁止」注意点のまとめと具体例【最新版】

家族信託の税務における注意点の一つに「損益通算禁止」が挙げられます。 「損益通算禁止」とは? 個人の確定申告においては、毎年1月1日から12月31日までの1年間における所得を全てまとめて申告することが ...

相続・遺産整理

「遺産整理」は、弁護士・信託銀行に頼んではいけない!

遺産整理は、弁護士・信託銀行に頼んではいけない。 これは、弁護士・信託銀行に対する批判や悪口ではありません。 「真実」です。 弁護士や信託銀行員自身も、特別な事情がない限り、自分の家族・親族・親友の相 ...

家族信託

家族信託の契約終了時の実務

家族信託の終了に伴う実務については、新聞・雑誌・テレビ等で取り上げられると共に、士業等の専門職側も家族信託の設計・実行に積極的に関わることが増えてきたのが、ここ数年であるというのが実状ですので、まだま ...

家族信託

不動産会社が家族信託のコンサル業務をするメリットとリスク

不動産オーナー・地主・資産家などから収益物件の賃貸管理を預かる不動産管理会社や売買仲介・賃貸仲介を行う不動産会社、あるいは自宅・アパート・賃貸併用住宅の提案をするハウスメーカーのお客様で、所有者・施主 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

民法(債権法)改正の重要ポイントまるわかり【2020年4月】

民法(債権法)改正法が2020年4月1日に施行されました。 様々な部分で大きな改正が行われましたが、我々の日常生活や一般的なビジネスにおいて重要となる知っておくべきポイントを3点挙げて、分かりやすく解 ...

家族信託

家族信託の受託者の帳簿作成・保管・報告義務のまとめ

家族信託における受託者の帳簿等作成義務、保管義務、受益者への報告義務等について、簡単にまとめてみました。   (※1)信託事務に関する計算、信託財産に属する財産、信託財産責任負担債務について ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

民法(債権法)改正が不動産賃貸借契約に与えるポイントを分かりやすく解説【2020年4月最新版】

2020年4月1日から民法の債権法に関する分野の改正が施行されました。 これにより従来の不動産賃貸借契約におけるルールが大きく影響を受けることになります。何がどう変わるのか、重要な3つのポイントに分け ...

家族信託

家族信託の契約書におけるリスクのある信託終了事由について

弊所では、個人のお客様からのセカンドオピニオンサービスを実施しておりますし、全国の法律専門職や金融機関等からの依頼に基づき、家族信託の契約書のリーガルチェック・作成指導をさせて頂いています。 毎月50 ...

家族信託

証券会社で家族信託の信託口口座を作成するための信託契約作成時の注意点

この度、大手証券会社が家族信託に対応できるようになりました。 つまり、家族信託の契約書をもとに証券会社で“信託口口座”、 いわゆる「証券信託口口座」が作れるようになりました。 そして、今後もこの流れは ...

家族信託

複数の委託者のうちの一部の者を受託者とする家族信託の可否について ~委託者兼受益者ABC、受託者Aとする信託設計~

3人共有の不動産をその共有者の一人を受託者として管理処分権限を一人に集約させるという家族信託の設計について検討します。 具体的には、長男A・二男B・三男Cが各3分の1ずつ保有する共有不動産を信託財産と ...

家族信託

家族信託における税務署への提出・届出書類のまとめ

家族信託に関係する税務署への届出については、下記の4つの場面に分けて考える必要があります。 家族信託に関係する税務署への届出書類の4つの場面 ㋐ 家族信託開始時に税務署に提出する書類 ㋑ 信託契約期間 ...

家族信託

『家族信託』を活用した相続対策コンサルティングを専門士業と共同受任する

〜税理士・不動産業・司法書士・行政書士・資産コンサル・保険販売・FPなど相続や資産活用に関する専門職と弊所との業務提携による顧客サービスの拡大のご提案〜 税理士・不動産業・司法書士・資産コンサルなど相 ...

各種不動産登記(売買、贈与、抵当権設定・抹消など)

「生産緑地の2022年問題」を分かりやすく司法書士が解説・検証する

不動産業界を中心に叫ばれて久しいのが「生産緑地の2022年問題」。 2022年を機に、日本の大都市圏の農地が戸建てやマンションの住宅用地として大量の供給されることで、不動産の地価が大暴落するとともに賃 ...

生前対策・相続対策

2019年1月13日より自筆遺言の方式要件が緩和されます

平成30年7月6日、民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律(平成30年法律第72号)が成立し、同年7月13日に公布されました。 いわゆる「改正相続法(改正民法)」と言われるもので、約40年ぶりの大 ...

家族信託

税理士が『家族信託』に取り組むべき5つの理由

税務コンサルティングの必要性と家族信託 月次決算と年1回の決算申告を主たる業務とする記帳代行・申告業務は、低価格化の一途をたどり、それだけでは将来的に先細りの業務となりかねないため、この先を見据えた、 ...

家族信託

“親なき後”問題へ取り得る施策とは?

障がい者を抱えるご家族において、障がいを持つ子(以後、便宜上敢えて「障がい児」と言います。)の親が障がい児に対して万全のサポートをしてあげられなくなった後、誰がどのようにその子の生涯を支えられるか、と ...

家族信託

『生前契約書』と家族信託の関係性

『生前契約書』をお勧めする書籍が何冊も出版されています。 それらの書籍によれば、『生前契約書』とは、主に「財産管理等委任契約書」「任意後見契約書」「死後事務委任契約書」を指し、 更には、契約書ではない ...

家族信託

天災・震災と家族信託

昨今の大型台風やゲリラ豪雨、地震等の天災による浸水・損壊等の被害は、これまでの我々の想定をはるかに超え、 思いもよらない被害をもたらしています。 先月北海道南西部で最大震度7を観測した地震のときもそう ...

家族信託

家族信託の実行に関する費用・報酬は?

家族信託・民事信託を検討したい方が急増している昨今、家族信託の相談・設計・実行に関するコスト(報酬・実費など)についてのお問合せも急増しております。 家族信託を取り扱う専門職は、司法書士ばかりではなく ...

家族信託

家族信託と成年後見制度は併用が前提か

公証役場の公証人に家族信託と遺言の相談をしたところ、家族信託は、成年後見制度(任意後見)と併用することが前提であると言われた、という話を聞くことがあります。 結論から申し上げますと、家族信託と成年後見 ...

家族信託

認知症患者の保有資産215兆円の衝撃と「家族信託」

2018年8月26日(日)付の日本経済新聞朝刊の記事によると、日本全体の高齢化の進行により、認知症患者が保有する金融資産が2030年度には今の1.5倍の215兆円に上るという。 これは、家計金融資産全 ...

家族信託

認知症の診断と家族信託契約の可否

「認知症」と一言で言っても、判断能力の低下の程度には様々な方がいらっしゃいますので、一概に信託契約や遺言ができない(契約能力・遺言能力が無い)ということにはなりません。 「認知症と診断された」「認知症 ...

相続・遺産整理

『争族』とは

『争族』とは、あまり見慣れない単語かもしれません。 読み方は、「そうぞく」だったり、「相続」と区別するために「あらそうぞく」と読んだりします。   これは、造語であり、正しい日本語ではありま ...

家族信託

地方の実家・空き家の処分・有効活用と家族信託

実家は地方にありますが、子が全員都市部に移住し、今は老親だけが田舎に暮らしている・・・という話はよく聞くお話です。 老親を地方(田舎)に残しているケースで、最も多い相談は、将来における老親の介護の問題 ...

家族信託

家族信託を含む信託の併合にかかる登録免許税

信託の併合は、原則として各信託の委託者、受託者、受益者の合意によってすることが可能です(信託法第151条第1項)。 信託の併合により、信託財産に属する不動産に関する権利関係に変更が生じた時は、受託者が ...

家族信託

家族信託による金銭管理と信託口口座 【預金凍結対策】

全国で家族信託のご相談を受けている専門職やお客様から、『認知症になったら親の預金口座が凍結するのですか?』『親が認知症になったら預金を下ろしちゃいけないって本当ですか?』『老親の金融資産、特に金銭をど ...

生前対策・相続対策

相続税の2割加算とは? 対策や重要ポイントも解説

知ってるようで意外と知られていないのが、『相続税の2割加算』。 相続、遺贈や相続時精算課税に係る贈与によって財産を取得した人が、被相続人の一親等の血族(代襲相続人となった孫(直系卑属)を含みます。)及 ...

相続・遺産整理

相続税における『相次相続控除』とは

相続税の申告・納税において、両親が立て続けに亡くなった場合や例えば祖母→父と親子で短期間に亡くなった場合(いわゆる「数次相続」が起きた場合)に使える『相次相続控除』についてご紹介します。 ★相次相続控 ...

家族信託

家族信託における受益者の権利

信託の受益者は、受託者に対して、信託財産から一定の経済的給付を受ける権利(受益債権)を有しています。 それと同時に、このような「受益債権」という権利を確保するために、受託者に対して帳簿閲覧請求や信託違 ...

家族信託

成年後見制度の課題・誤解と家族信託との使い分け

成年後見制度は、認知症等の病気や事故、先天的障害などで判断能力が万全でない「本人」のために、親族後見人や司法書士・弁護士等の専門職後見人が、本人に代わって財産管理や契約行為などを行う制度で、本人が元気 ...

商業登記・企業法務

有限責任事業組合(日本版LLP) その3 ≪運営要件と活用例≫

2017/3/30  

【有限責任事業組合の運営要件】 (1)債権者保護規定の整備 a)組合契約書・財務諸表(貸借対照表・損益計算書等)の開示義務 b)組合財産の分配制限、債務超過時の利益分配の禁止 《解 説》 LLPは有限 ...

家族信託

家族信託・福祉型信託も信託業法の適用を受けますか?

家族信託・福祉型信託は、原則として信託業法の適用を受けません。 信託業法の適用を受けるのは、その内容が「信託の引受けを行う営業」に該当する場合です。 つまり、『受託者が不特定多数を相手に反復・継続して ...

家族信託

家族信託や相続対策の検討における「家族会議」の重要性

『家族信託』という仕組みは、遺言の代用機能として直近の遺産の受取人(1次相続人)の指定だけでなく、その次の相続(2次相続)以降の財産の承継者も指定できる画期的な手法です。この機能を上手に活用することで ...

家族信託

家族信託を実行する際の注意点・リスク・デメリットとは

『家族信託・民事信託を実行することのリスクやデメリットはありますか?』というご質問をよく頂きますが、結論として、きちんとした設計をすることができれば、家族信託・民事信託のリスクやデメリットはほぼ無いと ...

家族信託

『家族信託』と生命保険の共通点・相違点

◆家族信託と生命保険の共通点◆ 生命保険(本稿では、「死亡保険金」を想定。)は、様々な目的で活用されています。 その活用の目的の代表的なものは、下記のようなものが挙げられます。 ≪相続税対策としての保 ...

ニュース

平成28年10月1日より商業登記に「株主リスト」が必要になります!

≪企業の総務部・法務部の方必見!≫ =株主名簿の管理できてますか?= ~商業登記手続きに「株主リスト」が必要になります~ 商業登記規則等の改正により、平成28年10月1日以降の株式会社等の登記の申請に ...

社団法人・財団法人(一般・公益)の設立・運営支援

任意団体の法人化の大まかな流れ

同窓会・管理組合等の任意団体を法人化して一般社団法人にする際の大まかな流れは、下記のとおりです。 (1)設立時社員を確定(2人以上) ↓ (2)定款の作成 ※ ↓ (3)公証人による定款の認証 ↓ ( ...

債務整理・自己破産

任意整理のメリット・デメリット

◆メリット◆ ・司法書士又は弁護士の法律家が債務整理手続の正式依頼を受任した旨(これを“受任通知”といいます)を各債権者に送付した段階で、本人に対する取立行為が止みます(債務整理手続き全般に共通するメ ...

生前対策・相続対策

生命保険金を争族対策に活用する正しいやり方

将来の相続発生の際に、自宅不動産や自社株式等(事業資産)を複数の相続人に分散させずに特定の後継者に承継させ、残りの資産(預貯金や別荘等)を他の相続人に承継させたいというご相談は多いです。 この場合、ほ ...

家族信託

家族信託を活用すれば認知症後も暦年贈与可能?

『民事信託・家族信託の仕組みを活用することにより、相続税対策としての暦年贈与を、贈与者が認知症等で判断応力喪失後も、受託者主導で着実に実行できるか?』 というご質問をよく頂きますので、この点につきご説 ...

家族信託

家族信託においても“倒産隔離機能”で財産を守れるか

「倒産隔離機能」は、信託法という法律を学ぶ方にっては、非常に重要ですが、民事信託・家族信託の実務においては、あまり重要度は高くない機能ですし、そもそも多くの方がこの説明に対して誤解をしているようです。 ...

家族信託

農地を家族信託契約の信託財産とする際のポイント 【2022年最新版】

登記簿上の農地(具体的には、地目が「田」や「畑」になっている土地)については、「農地法」という法律の適用を受け、農業委員会の許可又は届出(市街化調整区域については許可、市街化地域については届出。以下、 ...

相続・遺産整理

平成28年度税制改正による「相続空き家控除」について

昨今の社会問題となっている「空き家問題」ですが、その大きな要因が、相続発生によって、その主を失い、引き継ぐ主もいない、従って管理も行き届かない…という事態です。 これを防ぐ政策として、平成28年度税制 ...

家族信託

家族信託で株式を信託する場合の注意点

中小企業のオーナー社長や創業者一族が、相続・事業承継対策として、あるいは大株主の判断能力低下による株主総会の開催不能(経営判断機能の凍結)のリスクに対する事前策として、未上場株式を信託財産として家族信 ...

相続・遺産整理

相続の限定承認申述手続

相続が開始した場合、相続人は次の3つのうちのいずれかを選択できます。 (1)相続人が被相続人のプラスの資産はもちろん借金等の義務もすべて受け継ぐ[単純承認] (2)相続人が被相続人の権利や義務を一切受 ...

相続・遺産整理

相続放棄の必要書類 ≪家庭裁判所への申述手続き≫

相続放棄とは、債務超過の相続財産を承継したくない場合や遺産を承継することを拒否したい相続人の意思を尊重する制度であり、相続の開始によりその相続人に帰属すべき一切の権利義務を家庭裁判所の手続を通して確定 ...

相続・遺産整理

自筆の遺言書を発見した場合 ≪遺言書検認手続≫

2015/12/20   ,

相続開始後、自筆の遺言書を発見した場合には、遺言書を勝手に開封することは許されておりません。 自筆の遺言書は、家庭裁判所にて「遺言書検認手続」を受け、家庭裁判所で相続人立会いのもと、開封することが必要 ...

相続・遺産整理

遺産分割協議書作成の手引き

被相続人が遺言書で相続財産をどのように承継させるかを決めていなかったり、遺言書に記載の無い相続財産が存在する場合、当該遺産のすべては、相続人が概念的に法定相続分で相続したことになります。 従いまして、 ...

生前対策・相続対策

生命保険を活用した“争族対策”・“相続税対策”

生命保険を活用した争族対策・相続税対策については、大きく分けて下記の3つの要素があります。 (1)争族・遺産分割対策 (2)相続税対策その1:納税資金対策 (3)相続税対策その2:相続税対象財産の圧縮 ...

家族信託

家族信託(民事信託)と商事信託の比較

①信託できる財産の範囲の違い 【家族信託】 不動産・現金・未上場株式が中心です。証券会社・信託銀行の金融実務が家族信託に対応できていないので、 上場株式・国債・投資信託等の有価証券類を信託財産に入れる ...

家族信託

空き家対策特別措置法と家族信託

『空家等対策の推進に関する特別措置法』、いわゆる「空き家対策特別措置法」が先月(2015年5月26日)、 全面施行されました。 倒壊や放火のリスク、不法投棄、不法侵入者の存在、景観を損ねる等の理由で、 ...

離婚協議・財産分与・養育費

居住用不動産の離婚に伴う財産分与

夫婦が離婚したとき、相手方の請求に基づいて一方の人が相手方に財産を渡すことを財産分与といいます。 財産分与が土地や建物などで行われたときは、分与した人に譲渡所得の課税が行われることになります。 この場 ...

家族信託

「家族信託」「民事信託」用語集

【ア行】 ◆空き家信託 独居で暮らす老親が入院・入所したことにより、あるいは死亡したことにより、自宅不動産が空き家になりることがあるが、事前に対策を講じることで空き家を有効利用することができる。その一 ...

家族信託

家族信託・民事信託に関する誤解の数々

家族信託・民事信託について、いくつかの論点について大きな誤解をしている方もいるので、ここで改めて誤解を解消したいです。 家族信託・民事信託についてセミナー講師として講演されている方や家族信託に関する書 ...

家族信託

不動産を家族信託の信託財産に入れた場合の信託登記と登録免許税

不動産を家族信託の信託財産に入れた場合の各種の信託登記・信託変更登記などと登録免許税について、まとめてみました。   1)信託設定時(委託者から受託者への信託による所有権移転) 登記の目的 ...

家族信託

家族信託・民事信託を確実に実行するための工夫ポイント

家族信託・民事信託は、所有者(委託者)の“想い”を実現し、長期にわたり多額の財産を管理・承継していく仕組みですので、後々の親族間の紛争や確執を起こさないような工夫、“想い”きちんと実現できるような工夫 ...

家族信託

家族信託における委託者・受託者・受益者の破産~「倒産隔離機能」の本質~

信託の特徴の一つとして、「倒産隔離機能」が挙げられます。 この機能を一言で説明すると、信託財産は、委託者・受託者の固有の財産とは区別されるというものです。 具体的にみてみましょう。 委託者が破産した場 ...

各種不動産登記(売買、贈与、抵当権設定・抹消など)

不動産の仮登記における予約完結権の消滅時効(2020年の民法改正対応版)

予約完結権の消滅時効 【民法改正対応版】 所有権移転請求権仮登記に関し本登記請求権の消滅時効成立の可否 不動産の売買に際して、「売買予約」を原因として「所有権移転請求権仮登記」がなされることがあります ...

マンション管理に関する諸問題

マンション管理組合法人設立の要件

マンション管理組合の法人化には、下記の2つの条件が必要となります。 1.区分所有者及び議決権の各4分の3以上の多数による集会の決議を経ること 具体的には「法人となる旨」「法人の名称」「事務所所在地」に ...

マンション管理に関する諸問題

マンション管理組合の法人化のメリット・デメリット

マンション管理組合法人化のメリット マンション管理組合の法人化によるメリットは、主に下記のものが挙げられます。 (1)法律関係の明確化(不動産等の登記名義人になれる) 法人化していない管理組合が既に不 ...

相続・遺産整理

特定遺贈と包括遺贈のメリット・デメリットなど違いのまとめ

遺言において、自分が死んだら相続人以外の第三者に相続財産の全部または一部を贈与することを「遺贈(いぞう)」と言います。 遺贈には、「特定遺贈」と「包括遺贈」があります。 ◆特定遺贈◆ 特定遺贈とは、遺 ...

離婚協議・財産分与・養育費

離婚に伴う財産分与と住宅ローン控除の可否

離婚に伴う夫婦間の財産の清算、いわゆる「財産分与」については、法律上・税務上、様々なポイント・注意点が潜んでいます。 今回は、離婚に伴う財産分与と「住宅ローン控除」の適用の可否についてご紹介します。 ...

NPO法人設立・運営支援

平成24年4月1日付NPO法人に関する法改正

2012/4/1   ,

NPO法人に関する法律が改正され、平成24年4月1日に「特定非営利活動促進法の一部を改正する法律」が施行されました。 主要な改正ポイントとしては、下記のとおりですが、全国で42,000を超えるNPO法 ...

総会招集・運営サポート

法令や定款に違反する招集手続

2012/3/14   ,

株主総会の招集手続きについては、会社法及びこれらに関連した政省令(会社法施行規則、会社計算規則、委任状勧誘府令等)により、厳格な法的規制が設けられています。 招集手続きや決議方法が法令や定款に違反して ...

生前対策・相続対策

遺言と土地の測量・分筆

2012/1/21   ,

遺言書を作成するにあたり、広い自宅の土地を切り分けて複数の相続人にそれぞれ単独で取得させたいというご相談は多いです。 例えば、下記のようなケースは比較的よくある案件です。 遺言者の推定相続人は、長男( ...

各種不動産登記(売買、贈与、抵当権設定・抹消など)

土地建物を売却した際の税金 ≪譲渡所得税≫

長期譲渡所得短期譲渡所得の区分と税率 >「譲渡費用」とは土地や建物を譲渡(※)したときに譲渡益が発生した場合には、「譲渡所得」として事業所得や給与所得などの所得と分けて計算し、申告することが必要 ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

販売店契約と代理店契約の違い

2011/10/2  

「販売店契約」と「代理店契約」は、似ているイメージがありますが、実はまったく異なる契約形態になります。 両者を比較して、その違いをきちんと理解しましょう。   ◆販売店契約(Distribu ...

相続・遺産整理

「相続放棄」についての誤解 ~2つの「放棄」の概念~

個人の方から遺産相続に関して、「相続放棄したい」「相続放棄させたい」というようなご相談を承ります。 この場合の「相続放棄」は、法律用語としての相続放棄ではない使われ方をするケースも多いです。 つまり、 ...

各種不動産登記(売買、贈与、抵当権設定・抹消など)

固定資産税・都市計画税の精算

「固定資産税」と「都市計画税」は、その年の1月1日時点の所有者(個人法人問わず)に対して、1年分が市区町村より課税されます。 途中で売却等をして所有者が変わっても、1月1日時点の所有者が1年間分の納税 ...

生前対策・相続対策

相続税対策における養子縁組の落とし穴

相続税対策を兼ねて養子縁組をするケースがあります。 なぜ養子縁組が相続税対策になるかというと、自分の子(相続人)が一人増えることになり、相続税における基礎控除が増加することになるからです。 同様の趣旨 ...

相続・遺産整理

生命保険金と遺留分

遺産相続の手続きにおける遺産分割協議の際などに、生命保険金の取り扱いについてお問合せを受けることがあります。 契約者や被保険者、保険料負担者、受取人が誰であるかにより、生命保険金も相続税の課税対象には ...

契約書作成・契約書のリーガルチェック

アパート・借家等の賃貸借契約締結時における注意点

2011/7/4   ,

滞納賃料の督促、賃料増減額の交渉、原状回復義務の範囲と敷金返還、ゴミ・悪臭・ペット等の近隣トラブル・・・、不動産の賃貸借の問題は何かとトラブルの多いものです。 そこで、アパート・マンション・戸建等の建 ...

相続・遺産整理

相続分の譲渡とその活用事例

遺産相続において、相続人の地位から脱退する方法として、≪相続放棄≫という手段がありますが、相続放棄には、相続があったことを知ってから3ヶ月以内に家庭裁判所に申立てをしなければならないという時間的制約が ...

相続・遺産整理

金融機関(銀行等)の相続手続き =預貯金口座の解約・払戻=

遺産整理・相続事務手続における預貯金口座の名義書換(解約・払戻を含む)は、結構手間のかかる作業と言えます。 法律上有効な遺言書があっても、あるいは相続人全員で遺産分割協議を取り交わしても、それを窓口に ...

相続・遺産整理

換価分割と代償分割の税務 ≪譲渡所得税≫

相続が発生した際に、故人作成の遺言書が無ければ、相続人全員で遺産分割協議をするのが一般的です。 その際、最も大きな遺産である自宅不動産をどうするかというのが大きな問題となります。 不動産を共同相続人が ...

相続・遺産整理

遺言執行者になれる者なれない者(欠格事由)

2011/5/10   ,

未成年者及び破産者は、遺言執行者になれません(民法第1009条)。 なお、この未成年又は破産者に該当するかどうかは、遺言書作成時ではなく、あくまで遺言者の死亡時(遺言の効力発生時)となります。 一方、 ...

家族信託

家族信託の仕組みと成年後見制度との比較

『家族信託』『民事信託』と『成年後見制度』(法定後見と任意後見の両方を含むは、どちらも財産管理の一手法ですが、両者には様々な違いがありますので、下記に簡単にまとめてみました。   法定後見人 ...

「遺言書作成(遺言公正証書作成・遺言執行者就任)」に関するよくある質問記事一覧

家族信託

“親なきあと問題”とは何ですか?

皆さんは、“親なきあと問題”という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 障害のある子を持つ家庭に関することではありますが、今日においては、結構身近な問題となっております。 そこで今回は、“親なきあと問題 ...

家族信託

家族信託実行後のインボイスは誰の登録番号を記載するのか?

令和5年10月1日からインボイス制度が始まったことに伴い、元々消費税課税事業者であった親が所有する賃貸不動産を信託財産とする家族信託を実行する場合において、インボイスの取扱いについて不安を抱く方もいる ...

家族信託

家族信託の受託者についてその責任を軽減できますか?

2024/11/3  

受託者は、原則として受託者固有の財産にもその責任が及ぶ ≪信託における責任財産の範囲について≫ 責任限定信託か特約で受託者固有の財産に責任が及ぶのを排除

家族信託

家族信託は契約実行までどのくらいの日数が必要ですか?

2023/5/6   ,

家族信託を実行するまで所要期間(日数)がどのくらいかかるか、のお問合せは多いです。 財産を持つ老親が元気なうちに(理解力・判断力が著しく低下しないうちに)、家族信託の実行(=信託契約の締結)をしなけれ ...

家族信託

家族信託で「教育資金贈与信託」の代用はできますか?

信託銀行等を通して行う「教育資金贈与信託」について、誤解をされている方も多いので、今回はその誤解を解くとともに、これを「家族信託」の仕組みで代用できるかについてご説明したいと思います。   ...

家族信託

家族信託は良い制度なのになぜ普及しないのか?

「家族信託」は、老親や老親を支える家族にとって、大変有効な優れた財産管理仕組みなのに、なぜあまり普及していないのでしょうか? その原因・理由について、ご紹介したいと思います。 家族信託の相談にのれる専 ...

家族信託

家族信託の受託者は受益者の扶養家族に財産給付できますか?

結論から先に申し上げますと、「できます」というのが答えになります。 これから、そのご説明をします。 まず、受託者には『忠実義務』が課せられ、受託者はもっぱら受益者の利益のためにのみ、忠実に信託事務の処 ...

家族信託

家族信託の受託者は受益者からの信託財産額や帳簿等の開示請求を拒否できますか?

『受託者は、受益者のため忠実に信託事務の処理その他の行為をしなければならない』(信託法第30条)という大原則の下、受託者は信託目的を実現するために職務を全うします。 そして、受託者は、日々の財産管理に ...

家族信託

家族信託より成年後見が安くて良いと言われましたが本当ですか?

家族信託と成年後見制度のどちらを利用すべきかについて、コスト面だけを比較するのはあまり得策ではありません。 本来は、ご本人の保有資産状況、収支状況、ご家族構成や関係性、本人及びご家族のご意向や不安・リ ...

家族信託

家族信託の受託者を複数にできますか?

結論から言うと、家族信託の受託者を複数にすることは可能です。 複数の子どもで共同受託して老親の生涯を支えたいというご要望・ご相談を承ることは少なくありません。 実際に、老親の財産管理を仲良しの姉妹が二 ...

家族信託

未成年者は家族信託の受託者になれますか?

信託法第7条の規定により、未成年者は「受託者」に就任することはできません。 未成年者については、民法上行為能力が制限されているので、財産の管理・処分という重大な業務を担う受託者にはそぐわないという立法 ...

家族信託

年金は家族信託の信託財産に入れられますか?

親が持つ「年金受給権」を信託財産として預け、受託者たる子が親に代わって年金を受け取ることができるでしょうか? その答えは、「NO」となります。 年金を受け取る権利(=「年金受給権」)は、たとえ子であっ ...

家族信託

家族信託の受託者が建物を建てたらどうなりますか?

受託者が建物を建設した場合の手続き・法的取り扱いについてご説明します。   受託者が信託契約によって与えられた権限に基づき、信託財産たる金銭(信託金銭)をもって建物を建設した場合、新築の建物 ...

家族信託

家族信託と任意後見の併用によるデメリット・リスクはありますか?

『家族信託』と『任意後見制度』を併用すること自体のデメリットやリスクは、あまり想定できませんので、老親が元気なうちにこれらの準備をすることは非常に重要です。 そして、主要な財産管理は家族信託で担い、信 ...

家族信託

家族信託のメリット・デメリットは何ですか?7つのメリットと5つのデメリット(注意点)

【家族信託・民事信託】のメリット・デメリットを、経験豊富な司法書士が日本一わかりやすい解説でまとめました。家族信託・認知症による資産凍結対策・成年後見制度の代用・数次相続の指定・争族対策・不動産の共有トラブル予防などに役立ちます。

家族信託

認知症と診断された老親と家族信託の契約ができますか?

老親が、医師から「認知症」と診断された事実をもって、「判断能力が無い」「契約も遺言もできない」「万策尽きた」ということには、必ずしもなりません。 実態として、老親がどの程度の理解力があるかを見極めるこ ...

家族信託

認知症の初期症状の老親に対して何を準備すればいいですか?

判断能力の衰えがみられる老親に対して、今からどんな準備・対策を講じておくべきかというのは、非常に重要な問題です。 この場合に、まず考慮すべきは、大まかに下記①~⑤の点になると考えております。 下記の5 ...

家族信託

株式会社が家族信託の受託者になれますか?

受託者が個人の場合、死亡等により信託事務が滞るリスク(例えば受託者が管理する口座が凍結するリスク)がありますので、円滑な信託事務の遂行を考えた時に、法人を受託者にできないかというご相談は、少なくありま ...

家族信託

家族信託・福祉型信託も信託業法の適用を受けますか?

家族信託・福祉型信託は、原則として信託業法の適用を受けません。 信託業法の適用を受けるのは、その内容が「信託の引受けを行う営業」に該当する場合です。 つまり、『受託者が不特定多数を相手に反復・継続して ...

家族信託

家族信託の自己信託はどのように設定すればいいですか?

『自己信託』を設定するには、原則として自己信託公正証書を作成することが必要です。 自己信託は、<委託者=受託者>であり、自分一人で特定の財産を信託財産とすることを宣言するだけで信託を成立させることにな ...

家族信託

家族信託における「委託者」とは何ですか?

信託における「委託者」とは、信託を設定する者として信託目的・受益者・信託期間等を定め、自己の保有財産を受託者に移転し、信託目的に従い受益者のために受託者にその財産(信託財産)の管理・処分などをさせる者 ...

家族信託

家族信託が意図せず終了した場合どうなりますか?

受託者が急死し、次の受託者が見付からないまま1年が経過した場合や 委託者兼当初受益者の死亡により受託者=単独受益者となりそのまま1年が 経過した場合には、信託法第163条の規定により信託が“強制終了” ...

家族信託

委託者たる親が認知症になったら家族信託契約を発動させたいのですが?

現段階で信託契約を締結するけれども、まだ委託者たる老親は元気なので、将来認知症などを発症し判断能力低下(喪失)時まで待って、その時に発動させたいというニーズを多く聞きます。 そのようにお考えになるお客 ...

家族信託

入所している要介護3の母と信託契約できますか?

信託契約は、「契約」ですから、契約当事者がその意味や法的効果をきちんと理解していないと、つまりある程度の正常な判断能力に基づいて契約に臨まないと、有効に締結できません。 しかし、要介護度や入院・入所の ...

家族信託

「福祉型信託」「家族信託」とは何ですか?

「福祉型信託」とは、「高齢者や障害者等の生活支援のための信託」と定義され、成年後見制度を補完するため、あるいは成年後見制度では対応できない部分を補うための“財産管理の仕組み”として注目されているもので ...

家族信託

なぜ「家族信託・民事信託」が良いのですか?

様々なケースで活用できる「信託」ですが、必ずしもプロの受託者(信託銀行や信託会社)に財産を預けなければならない訳ではありません。 つまり、家族や親族等に自分の財産をきちんと託すことができる相手がいれば ...

家族信託

家族信託における「受益者代理人」とは何ですか?

「受益者代理人」は、遺言又は契約における信託行為において指定される、受益者を代理する者をいいます(信託法第138条)。 受益者代理人は、特定又は特定範囲の受益者に代わって、受益者の権利に関する一切の裁 ...

家族信託

家族信託における「帰属権利者」とは何ですか?

帰属権利者とは 委託者は、信託の終了事由の発生により信託契約が終了した場合や信託が合意解除された場合、その時点で残っている信託財産(これを「残余財産」といいます)の帰属者をあらかじめ指定することができ ...

家族信託

家族信託の「信託行為」とは何ですか?

「信託行為」とは、信託を設定する法律行為のことをいいます。 信託を設定する方法には、下記の3つがあります(信託法第3条)。 (1)契約により設定するもの=「信託契約」 ※ その中の一つに「遺言代用信託 ...

家族信託

家族信託の「信託目的」とは何ですか?

「信託目的」とは、信託の設定によって達成しようとする目標・目的であり、受託者の行動の根拠・指針となる大変重要なものです。 商事信託であれば、信託目的は主に資産の管理・運用や定期的な財産給付となることが ...

家族信託

家族信託における「受益者」とは何ですか?誰でもなれるのですか?

2016/6/5   ,

「受益者」とは、信託における受益権を有する者をいい、原則として委託者による信託行為の定めにより受益者として指定されます。 したがって、受益者は、自ら意思表示をすることなく当然にして受益権を取得すること ...

家族信託

家族信託における「受託者」とは何ですか?

「受託者」とは、委託者から信託財産の移転を受け、信託目的に従って受益者のために信託財産の管理・処分等をする者をいいます。 受託者は、信託財産の現状を維持するための保管・保存行為、賃貸等の収益を図る利用 ...

家族信託

家族信託で不動産を信託した場合、税金はかかりますか?

不動産を信託すると、『信託』を原因とした所有権移転登記手続きを行い、登記簿の甲区欄にその旨が記載されます。 つまり、登記簿上の所有者が形式上委託者から受託者名義に変わります。 これに伴い、どのような税 ...

家族信託

家族信託の自己信託において追加信託はできますか?

2016/3/4  

契約による信託の場合は、金銭や不動産の追加信託をすることは実務上多用されております。 特に金銭の追加信託は、その都度信託契約を交わさなくても実行できる点で非常に便利な手法です。 一方、自己信託において ...

家族信託

家族信託で不動産の追加信託はできますか?

『金銭』の追加信託については、信託法上明文規定は無いですが、実務上多用されております。 この場合、信託契約において、金銭の追加信託ができる旨を明記した上で、信託契約締結後に受託者が管理する『信託口口座 ...

家族信託

家族信託をすると相続税評価額は変わりますか?

2016/2/21  

所有者(委託者)が、その保有資産を信託財産に入れても、相続税評価額に変更はありません。 保有資産を信託財産とした場合、相続税評価においては、『所有権』から『信託受益権』にその評価対象が変わることになり ...

家族信託

家族信託の受託者が死亡した場合、相続税の対象になりますか?

信託における課税法上は、受益者が信託財産を有していると考えますので、単に財産を管理しているだけの受託者が死亡し、受託者の変更が生じても、受益者に変更さえ生じなければ、相続税等の課税が発生することはあり ...

家族信託

家族信託で信託財産を売却した際の売却益は誰に課税されますか?

信託・家族信託において信託財産を譲渡した場合、利益は受益者に帰属しますので、受益者に課税されます。 受託者が信託財産(例えば不動産)を譲渡(売却による処分)した際に、譲渡益が生じた場合、所得税の課税対 ...

家族信託

家族信託における遺言信託と遺言代用信託の違いはなんですか?

『遺言信託』は、端的に言いますと『遺言の中で信託の仕組みを設定するもの』と言えます。 つまり、あくまで遺言書ですので、ご本人が死亡するまでは効力が生じず、また何度でも書き換えられるのは遺言の原則です。 ...

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家族信託で法人を信託の受託者にできますか?

家族信託の受託者は、個人でも法人でもなることができます。 たとえば、地主さんのように、先祖代々の不動産を今後も孫・ひ孫の代まで承継していってほしいという願いを込めて、長期永続的な家族信託の設計をする場 ...

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家族信託の受託者が信託報酬を受領することはできますか?

信託報酬受領の可否のポイントは、受託者が「営業目的をもって、不特定多数の人から反復継続して信託業務を引き受けるかどうか」ということになります。 結論から言いますと、家族・親族が個人的に受託者となる場合 ...

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家族信託の受託者と受益者を兼ねることはできますか?

当初から、単独受託者が単独受益者となる信託の設定は、できないという学説があります。 信託法第2条第1項に、『「信託」とは・・・特定の者(←受託者を指す)が一定の目的(専らその者(←受託者を指す)の利益 ...

家族信託

家族信託の委託者と受託者を兼ねることはできますか?

2016/2/6  

委託者の地位と受託者の地位を兼ねることはできます。 これはいわゆる「自己信託(信託宣言)」というものです。 平成19年の新信託法により新たに認められた制度ですが、財産権(不動産や株式の所有権など)とし ...

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家族信託の委託者と受益者を兼ねることはできますか?

2016/2/6  

委託者の地位と受益者の地位を兼ねることはできます。 これがいわゆる「自益信託」というものです。 従来から信託銀行が行っている「金銭信託」(お金を信託銀行に預けて運用させ、定期的に配当や元本の払い戻しを ...

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家族信託で受託者が死亡したらどうなりますか?

受託者が死亡した場合、「受託者の任務」は終了しても、「信託」は終了しません 受託者の地位は相続の対象外となりますので、その相続人は受託者の地位を承継しませんし、信託財産は、当然受託者に関する相続税の課 ...

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家族信託は銀行や信託銀行に相談すべきですか?

結論から申し上げますと、信託銀行に相談をしても、家族信託・民事信託には対応できません。 むしろ、信託銀行が対応できない部分を家族信託が担うというのが正しいイメージと言えるでしょう。 信託銀行が取り扱っ ...

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家族信託で託す財産に制限はありますか?

理論上、信託財産に特段の制限はありません。 したがって、現金、有価証券(株や投資信託、国債等)、不動産、債権(賃料債権や売掛金、養育費等の定期給付債権など)、生命保険金、ゴルフ会員権、リゾート会員権、 ...

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家族信託における「遺言信託」は公正証書でないと駄目ですか?

遺言の中で信託を設定するいわゆる「遺言信託」を設定したい場合、必ず公正証書で作成しなければならないという法律上の制限は一切ありません。 つまり、遺言信託の設定は、自筆証書遺言でも可能です。 しかし、「 ...

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家族信託契約は公正証書にしないと駄目ですか?

家族信託契約は、必ずしも「公正証書」にしないと駄目な訳ではありません。 信託契約自体は、公正証書にせずとも、「私文書」(公的な立場にない一般の私人が作成した書類)において、当事者(委託者及び受託者)の ...

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家族信託契約後に贈与を実行できますか?

例えば、委託者兼受益者となる父親が、信託契約に基づき財産管理を受託者(長男)に任せた後、その父親が孫に信託財産となった金銭を生前贈与したい場合、直接受託者から孫に贈与していいのかというお問合せは多いで ...

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