ミヤタは、成年後見人と成年後見監督人業務として、
現在60件前後就任をしている。
また、高齢者・障がい者の財産管理や相続・事業承継対策・遺産整理のお手伝いとして、
遺言書作成や任意後見契約の締結、法定後見制度の利用のご相談、
家族信託の活用のご相談も多い。
そんな中、よく聞かれる質問の一つに、財産を持つ本人の判断能力が
かなり衰えてきたのだけれど、今から何か手を打てますか?
というものがある。
残念ながら、判断能力の低下が激しいと、もはや打つ手はなくなる。
そもそも、判断能力が無ければ、契約能力も遺言能力も財産管理能力も
無い訳で、本人ができ得ることはほとんどなくなってくる。
そうなってしまうと、遺言による資産承継の指定も
土地活用等の相続税対策も、「時間切れの終了」として
あきらめざるを得なくなる。
そうならないための「家族信託」「遺言書作成」「任意後見」等の方策を
専門職がいかに早くご提案・実行できるかが勝負。
時間切れの案件が多いことに心を痛める・・・。