7/9(木)、大阪駅前において、
一般社団法人家族信託普及協会主催の定期研修会として
家族信託セミナーの講師をしました。
『信託制度と遺言・成年後見制度の比較と使い分け』というテーマで
家族信託の仕組みについての初歩的なご説明と他の制度との使い分けについて、
お話をさせて頂きました。
40名前後の専門職(司法書士・税理士・不動産コンサルタント・保険代理店・
フィナンシャルプランナー等)にお越し頂き、大盛況でした。
高齢者・障がい者の財産管理や相続・事業承継対策に『家族信託』が
とても重要な選択肢になることは理解される方が増えてきていますが、
なぜ単なる『遺言』じゃだめなのか、『成年後見制度』を使うべきじゃないのか
といった基本的な質問に明快に答えられる専門職は、実はまだ多くないです。
なぜか?
それは、遺言の限界や成年後見制度の詳細な仕組み・制度趣旨等を
本当の意味で理解できていないから、その比較検討ができないし、
各制度のニーズに応じた使い分けができないのだ。
これからも、このテーマでの講演は、全国の専門職に聞いて頂きたいと思う。