2016年1月19日、小生が昨年末より代表理事の一人を務めさせて頂いております「一般社団法人家族信託普及協会」が主催する第2期の『家族信託専門士®』が無事修了検定を終えました。
これにより司法書士を中心に新たに10名の専門士が誕生いたしました。
なお、この専門士研修は、わずか数時間やたった1日程度の研修を受けて誕生するような安直なものではなく、ほぼ丸1日かけて行う信託契約書作成実務のワークショップをのべ2日間と、通信添削課題もやっていただくという内容盛り沢山となっておりますので、他の信託に関する資格付与団体や研修会制度とは一線を画する本格的なものです。
もちろん、この研修を修了すればすぐに信託契約書の作成コンサルティングを万全に行えるようになる訳ではなく、(一社)家族信託普及協会がその後も全面的なサポートをすることで全国各地で地場に根差したコンサルティングサービスを提供できる専門家を中長期的に育成し、そのような“ホンモノ”の専門職ネットワークを全国規模で構築するという壮大な計画の一端に過ぎません。
お客様から相談を受ける場数を踏まず、また実際の家族信託の組成実務を沢山こなすことなく、研修を受けただけで家族信託の設計コンサルティングをこなせるほど甘いものではありません。
そして何より、『信託法』という法律は、他のどの法律よりもおそらく奥が深いものです。
数百件は優に超える相談案件に関わらせて頂いている小生でも、案件案件によって、今でも新たな気付き・学びがあるのも事実。
家族信託を活用した相続・事業承継対策のコンサルティングというのは、もちろん小生も含め、“日々これ精進”です!