2025/7/24
中小企業の「事業承継」は、単に経営の担い手たる後継者を定める作業だけの問題ではありません。 「事業承継」の主要な要素としては、 下記の3つが挙げられます。 (1)経営権の承継:経営を担う役員の交代、そのタイミング等 (2)資産の承継:自社株だけではなく、事業用に提供している社長の個人資産たる不動産などをどう引き継ぐか等 (3)知的資産の承継:特許権や著作権、社内で蓄積した技術・ノウハウ、顧客情報など目に見えない資産を後継者にしっかりと引き継ぐこと等 上記のうち、「(2)資産の承継」の中でも、贈与税・相続税 ...
2025/7/14
アパート経営者(アパートオーナー)が認知症になると、賃貸借契約の新規・更新・解除等の契約行為や家賃の管理・督促、修繕・リフォーム工事等、賃貸経営に関する業務に支障が生じるリスクがあります。 したがいまして、アパートオーナーの認知症対策を事前に講じておくことが、長期的に安定的な賃貸経営の継続や万全の財産管理の実現に繋がると言えます。 そこで今回は、アパート経営における認知症対策を一部ピックアップして紹介します。 〜アパート経営における認知症対策の施策〜 (1)家族信託 「家族信託」は、アパート経営における認 ...
2025/7/10
一部の生命保険会社や信託銀行では、「生命保険信託」という商品が取り扱われているのをご存じでしょうか。 “円満円滑な資産承継”や“遺族の万全の生活保障”の実現のために、「生命保険信託」という仕組みについて理解し、選択肢の一つとして活用を検討することは重要です。 今回は、「生命保険信託」とはどのような仕組みか、生命保険との違いもあわせて簡単に紹介します。 生命保険信託とは? 「生命保険信託」とは、「信託」の仕組みの中で、信託銀行又は信託会社(信託業の免許を持つ受託者)が生命保険の保険金受取人となり、死亡保険金 ...
リースバックとは? 老後対策として活用するメリット・デメリットは? 【2025年完全版】
2025/7/8
老後の住居と生活・介護費用の確保のための施策、いわゆる「老後対策」「老い支度」にはさまざまな選択肢がありますが、「リースバック」もその一つです。 そこで今回は、リースバックとはどんな仕組みなのか、老後対策・老い支度として活用するメリットに加え、デメリット・リスクについてもご紹介します。 一般的なリースバックを説明するWEBサイト・パンフレット等ではあまり紹介されていないメリット・デメリット・リスクもございますので、老後対策の施策の検討の際に、是非ご参考にしてください。 リースバックとは? 「リースバック」 ...
2025/7/8
宮田総合法務事務所の公式『LINE』ページを開設いたしました! 友だち募集中でございますので、「友だち登録」をしていただけましたら、 LINE上で、お問合せやご相談のご予約を承ることが可能となります。 これまで、パソコンやスマホでのメールはちょっと苦手・・・ という方も、これでお気軽にお問合せ・ご連絡をいただけますと幸いでございます。
2025/6/30
老後の財産管理(老親の認知症対策)の方法として、「家族信託」の活用は広く知られています。 実は、老後の財産管理の方法には、「家族信託」以外にもさまざまな方法があり、「サブリース契約(一括借上げ契約)」もその一つです。 そこで今回は、「サブリース契約(一括借上げ契約)」とはどんな制度で、老親の認知症対策として本当に活用できるのか、「家族信託」との違いもあわせて簡単に紹介します。 サブリース契約(一括借上げ契約)とは? サブリースとは、英単語としては「また貸し」や「転貸」を意味しますが、不動産業界では収益不動 ...
2025/6/28
「ChatGPT」さんは、やっぱりすごかった。 昨日、弊所スタッフが「ChatGPT」で弊所のキャラクター「ミヤタマン」について聞いてみたところ、下記のような回答がありました。 +++++++++++++++++++++++++++++++ 「ミヤタマン」は、東京・吉祥寺や三鷹、新御茶ノ水などの駅を中心に、 赤い看板で見かける司法書士法人宮田総合法務事務所のキャラクター名です。 家族信託や相続対策などを扱う同事務所が、「ミヤタマン」を目印に広告展開をしていて、 出会えたら“良いことがある”というユーモラス ...
2025/7/7
お子さんのいないご夫婦は、将来のお二人の老後について漠然とした悩み・不安を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。 そこで今回は、お子さんのいないご夫婦の“老い支度”・“終活”としてすべきことを一部ピックアップして紹介します。 お子さんのいないご夫婦の老い支度としてすべきこと 1. 夫婦相互に「遺言」を書きあう お子さんのいないご夫婦が、まず簡単にできる“老い支度”・“終活”としては、「遺言」が挙げられます。 何はともあれ、もし配偶者が不慮の事故等で急死してしまっても困らないように、「自分が死んだら全財 ...
2025/6/18
数日前、『工藤会トップ 複数土地を家族信託で差押え逃れ』といったニュースがありました。 良くないニュースに「家族信託」というフレーズが使われているので、家族信託に関わる専門職界隈では、ちょっとしたインパクトのあるニュースになっています。 事件の概要は、簡単に言うと次のとおりです。 特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)のトップである野村悟被告が自分の持っている複数の土地を信託財産として、親族を受託者(=財産の管理者)とする信託契約を交わしていたというものです。 家族信託を実行すると、信託 ...
2025/6/14
6/11付の読売新聞によりますと、法制審議会は6/10に「成年後見制度」について中間試案をまとめたとのこと。 理解力の低下した認知症高齢者や脳梗塞等の大病で意思表示や物事の判断ができなくなった方、知的障害者、精神障害者などが利用し、本人に代わって「財産管理」や「契約行為の代理」、「身上保護(入院・入所手続きや介護サービス・介護プラン策定など)」の任務を行う後見人の仕組みは、問題点・使い勝手の悪さなどが指摘されていた。 今回の中間試案では、それらの指摘を踏まえ、下記の4点が法改正のポイントとして挙げられてい ...
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