いよいよ、2020年12月25日に『改訂新版 相続・認知症で困らない 家族信託まるわかり読本』(近代セールス社)の発刊が決まりました!
初版の発刊が2017年でしたので、3年以上の月日の間に、家族信託を取り巻く環境も大きく変化しました。
テレビ・新聞・雑誌・セミナー等で家族信託について触れられることが珍しいことではなくなりましたし、家族信託のコンサルティング業務を行っている専門職も増えてきました。
また、家族信託の契約に基づいて「信託口口座」を作成してくれる金融機関も全国で徐々にでありますが着実に増えてきました。
これまで対応が難しかった有価証券についても、一部の証券会社が「証券の信託口口座」を作成してくれるようになり、より良い老親の財産管理・生活サポートの仕組みが作りやすくなってきました。
さらには、民法が改正されたり、家族信託にまつわる判決(判例)が出たり、国税庁の回答・税務通達が出たりという社会的な動きもありました。
これらさまざまな動き・変化を踏まえ、生まれ変わった「まるわかり読本」が誕生します!
総ページ数も280頁を超え、従来は「50問50答」だったものを「60問60答」にボリュームアップしました。
常に家族会議に同席し、家族信託の設計コンサルティングの最前線に立ち続けた小生だからこそかける家族信託の実務の粋を集めた実務書の決定版との自負があります!
また、今回の改訂新版の出版にあたり、「配偶者居住権」「遺留分侵害額請求」「委託者の地位の承継」「上場株式の信託」など改正民法や最新の実務の動向にも触れた内容となっております。
一般社団法人家族信託普及協会が実施している「家族信託専門士®研修」や「家族信託コーディネーター®研修」を受講された方には、研修の復習や更なる深掘りの目的で本書をご活用いただきたいです。
また、これらの研修をまだ受講されていない方は、本書を精読して頂くだけで、(ここだけの話)研修を受講しなくても、実務的にハイレベルな知識を習得頂けるものと自負しております。
さらには、一般個人の方であっても、より実務的な知識を学びたい方々にとっては、興味ある項目だけつまみ読みして頂くだけでも、他の書籍やインターネットの情報だけでは知り得ない部分をご理解頂けるのではないかと思います。
自然災害が多発し、またコロナ禍で、多くの方々が不安や悩みを抱えている今日ではございますが、一人でも多くの高齢者・障害者をはじめとする個人とそのご家族が、毎日を笑顔で過ごせるようなひかり輝く素敵な人生を過ごされることを心より願っております。
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