一般的に司法書士は、身近な町の法律家として紛争を未然に防ぐために何ができるかという「予防法務」に力を入れております。
したがって、すでに紛争が発生していたり、又は裁判上で争うことが明白な場合、かなり複雑な権利関係のある場合等には、最初から弁護士にご相談された方が効率的かもしれません。
もっとも、その紛争・訴訟で争われる財産的価値(訴額)が140万円以下であれば、司法書士も弁護士と同様に代理人として法廷に立って訴訟活動ができますので、その場合には司法書士にご相談いただいて全く問題ございません。
紛争が表面化していない段階では、安易に弁護士を代理人に立てるのはお勧めしておりません。
まずは、話し合いで合意が形成出来ないかを試みる意味で司法書士に相談する価値はあると思います。
なお、ご相談内容を充分に検討した結果、必要であれば各分野に精通した弁護士をご紹介いたしますので、まずはお気軽にご相談下さい。
司法書士と弁護士のどちらに相談すればよいのですか?
10月 9, 2006