契約書作成・契約書のリーガルチェック

契約書の書き間違いはどうやって訂正すればよいですか?

11月 5, 2015

契約書の書き間違いの訂正・修正をしたい場合

契約書の誤字脱字や記載内容の訂正・修正をしたい場合には、契約書の当事者押印欄に捺印したものと同じ印鑑を当事者全員が「訂正印」として押印することで処理をします。

訂正の仕方としては、該当する訂正箇所に2本線を引いて消し(訂正箇所を塗り潰すのではなく、訂正前の文字が読めるように消します)、そのすぐ上又は下(縦書きの場合横)に正しい文字を記載します。

その後で訂正印を押すのですが、訂正印の押し方には二通りのやり方があります。

契約書の訂正印の押し方(二通り)

直接方式

2本線を引いた訂正箇所の上に直接印影が重なるように押印するやり方です。

間接方式

契約書の末尾や欄外に「第×条○字削除○字加入」や「第×条○字訂正」と記載し、当事者全員が訂正印を押すやり方です。

尚、訂正箇所が多かったり、金額などの重要部分を訂正する場合には、訂正印を用いるのではなく、新たに契約書を作成し直すべきでしょう。

 

  • この記事を書いた人

宮田浩志(司法書士)

宮田総合法務事務所 代表司法書士

後見人等に多数就任中の経験を活かし、家族信託・遺言・後見等の仕組みを活用した「老後対策」「争族対策」「親なき後問題」について全国からの相談が後を絶たない。

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