マンション管理に関する諸問題

まずは管理委託費を下げましょう!

2月 8, 2007

分譲マンションの管理業務を受託しているのは、通常分譲会社の系列の管理会社です。
分業会社は、販売するときに儲けるだけでなく、販売後も継続的に管理委託料として売上を
得ることができています。
実は、マンション事業は、分譲自体よりもこの管理会社の方が儲かります。
なぜだかお分かりでしょうか?
管理会社は、自社の収益が出る範囲内で定期的に管理業務を遂行するだけですので、
毎月の安定収入が得られるばかりでなく、収支が赤字になったり、想定外の出費に直面する
というリスクがほとんどありません。
管理会社が経営難で倒産するというのは、普通に考えたらほとんどありえません。
また、新築マンションの管理委託料は、分譲の段階で予め計算・設定された金額からスタートします。
そこには、競争原理や値下げ交渉の余地がなく、購入した住民は、最初はそれに従うより仕方ありません。
いわば、言い値でOKなんです。
以上を踏まえ、管理委託費は、交渉で下げられる部分が相当あることをご理解下さい。
新築分譲後一度も管理委託費や委託契約内容を見直していないマンションにお住まいの方は、
まず、管理費を見直す作業に入りましょう!
管理会社と交渉をすれば、ほぼ間違いなく管理委託費用は下がります。
もし、委託費が下がらないことがあったとしても、その分管理会社のサービス内容は必ずよくなります。
まずは、ご相談下さい!
他の管理会社と相見積をした上で、現在の管理会社と折衝をしましょう。
毎月の住宅ローンの負担を考えると、ちょっとでも毎月の管理費が下がることは、長期的にみてかなり大きな効果があります。

  • この記事を書いた人

宮田浩志(司法書士)

宮田総合法務事務所 代表司法書士

後見人等に多数就任中の経験を活かし、家族信託・遺言・後見等の仕組みを活用した「老後対策」「争族対策」「親なき後問題」について全国からの相談が後を絶たない。

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