司法試験合格者の就職難、法科大学院の経営難と淘汰、
司法修習生の給費制度廃止・・・。
司法制度に関するネガティブなニュースが多い。
そもそも、身近な法律家、弁護士過疎地域の撲滅等をうたったロースクール構想・
司法試験合格者の倍増計画自体に甘さがあったと思う。
賛否両論あるのは承知の上だが、法曹人口の急激な増加により、
様々な歪みが生じるのは明白だったはずだ。
なんでもかんでも訴える欧米のような訴訟社会・裁判員制度を目指すこと自体、
危険だと思っていた。
法曹人口を増やせば、その質の格差は広がる。
歯科者さんのように乱立して、できては消えるようなことは、
法曹業界に馴染まない。
日弁連の宇都宮健児会長の政治的手腕により、
司法制度改革のソフトランディングを期待したいな。
揺れる司法制度改革
8月 23, 2010