その他雑感 司法書士のつぶやき

揺れる司法制度改革

8月 23, 2010

司法試験合格者の就職難、法科大学院の経営難と淘汰、
司法修習生の給費制度廃止・・・。
司法制度に関するネガティブなニュースが多い。
そもそも、身近な法律家、弁護士過疎地域の撲滅等をうたったロースクール構想・
司法試験合格者の倍増計画自体に甘さがあったと思う。
賛否両論あるのは承知の上だが、法曹人口の急激な増加により、
様々な歪みが生じるのは明白だったはずだ。
なんでもかんでも訴える欧米のような訴訟社会・裁判員制度を目指すこと自体、
危険だと思っていた。
法曹人口を増やせば、その質の格差は広がる。
歯科者さんのように乱立して、できては消えるようなことは、
法曹業界に馴染まない。
日弁連の宇都宮健児会長の政治的手腕により、
司法制度改革のソフトランディングを期待したいな。

  • この記事を書いた人

宮田浩志(司法書士)

宮田総合法務事務所 代表司法書士

後見人等に多数就任中の経験を活かし、家族信託・遺言・後見等の仕組みを活用した「老後対策」「争族対策」「親なき後問題」について全国からの相談が後を絶たない。

詳しいプロフィールはこちら

-その他雑感, 司法書士のつぶやき

© 2024 家族信託なら司法書士法人 宮田総合法務事務所【吉祥寺】無料法律相談を実施中! Powered by AFFINGER5