先週の日本経済新聞の記事に≪20120223-2012.2.15.pdf≫というタイトルの記事があった。
記事によると、1年間で50兆円規模の遺産相続がおこっているという。
まさに≪超高齢化社会・大相続時代≫の到来。
書店では数多くの『エンディングノート』が並び、
色々な場所で『遺言セミナー』が開かれる昨今、
相続に備えるという方の割合は確実に増えているのを感じる。
それでも、相続の前後の現場に直面する機会の多いミヤタとしては、
もっともっと裾野を広げていく必要を感じる。
自分自身がきちんと≪来るべきその時≫に備えて、
きちんと相続の準備することが大切であり、
それが残される家族への心遣い(生活の保障)であり、
“争族”対策であることを、みんなが理解していくことが必要だ。
『長子承継』の文化が途絶えた今日、
生前全く親と関わりを持たなかった子供(例えば長男)が
親の介護に尽くした子供(例えば長女)に対して、相続が発生した途端に
『法定相続分』を平然と主張することもしばしば。
親として、夫(妻)として、もし自分が先に寿命が尽きたら、
遺された愛すべき人々への感謝と愛情をどう伝えるか、
どう円満な相続、負担の少ない相続を実現できるかを
一人一人が考えていかないといけない時代。
一人でも多くの方の相続対策(遺言作成や生前贈与、民事信託等)に関わり、
1件でも多くの“争族”対策、“想いをつなぐ”お手伝いが今後もできたらいいなと思う。
超高齢化と大相続時代
2月 23, 2012