土地の有効活用を検討する際、手軽に始められる選択肢として「駐車場経営」を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。実際に始める前には、その特徴を正しく理解しておくことが重要です。
そこで今回は、土地の有効活用における駐車場経営の代表的なメリット・デメリットをご紹介します。

土地の有効活用における駐車場経営のメリット
初期費用が抑えられる
駐車場経営の大きなメリットの1つが、開業時の初期費用を大幅に抑えられる点です。
アパートやマンションを建築する賃貸経営では、数千万円から数億円規模の莫大な建設コストがかかります。
一方、駐車場経営であれば、土地の舗装やライン引き、必要な設備の設置費用のみで済むため、比較的少額の資金でスムーズにスタートすることが可能です。
災害リスクが低い
災害に対するリスクが極めて低いことも、駐車場経営ならではの強みと言えます。
万が一、大規模な地震や台風などの自然災害が発生した場合でも、駐車場であれば倒壊する建築物そのものが存在しません。
仮にアスファルトのひび割れや設備の破損といった被害が出たとしても、建物に比べて修復費用は大幅に安く済み、短期間で運営を再開させることができるでしょう。
管理運営の負担が軽い
月極でもコインパーキングでも、アパート経営と違い、清掃や設備点検の負担が軽いというのメリットになります。
土地の有効活用における駐車場経営のデメリット
賃貸経営に比べると収益性が低くなる傾向がある
駐車場経営を検討するうえで、最も注意すべきなのが収益性の面です。
アパートなどは階数を重ねて立体的に貸し出すことができますが、平面駐車場では土地の面積以上のスペースを活用できません。
そのため、賃貸経営と比較すると、得られる毎月の賃料収入は少なくなる傾向があります。
また、競合する近隣の駐車場の数や需要によりに利用状況が左右されやすく、稼働率が悪くなると最悪の場合、赤字リスクも出てくるでしょう。
固定資産税の負担が大きい
住宅が建っていないため「小規模住宅用地の特例」(住宅が建っている敷地について、住宅1戸あたり200㎡以下の土地の固定資産税評価額を6分の1に、都市計画税を3分の1に軽減する優遇措置)が使えず、アパートや戸建賃貸よりも固定資産税の負担が大きいことにも注意が必要です。
維持コストと収益性を踏まえた収支予測をもとに慎重に計画を立てることが重要です。
以上、今回は土地の有効活用における駐車場経営の代表的なメリット・デメリットをご紹介しました。
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