先日、長女が9歳の誕生日を迎えた。
スポンジを買ってきて、生クリームと果物数種類で
娘自らバースディケーキをデコレーションしたのだが、
その準備段階として、我が家で初めてハンドミキサーが導入された。
それまでは、手動の泡だて器で筋肉疲労と闘いながら一生懸命に
こねくり回していたのだが…。
文明の利器は素晴らしい!
これなら、腕がツリそうに疲れる度に、娘と交代交代で混ぜ混ぜしなくて済む。
やっぱり、我が家もオートメーション化の流れに抗(あらが)うことはできなかった。
年に数回しか日の目を見ることが無いであろうハンドミキサーも
この日ばかりは、大活躍。
さて、夕ご飯も終わり、昼間に作ったバースディケーキに蝋燭を灯し、
部屋の照明も落として、『ハッピバースディ トゥー ユー・・・♪』と
家族で歌って、いよいよ蝋燭の火をふぅー・・・。
すると、蝋燭を眼の前にした3歳になったばかりの息子が
ここぞとばかりに『ぶふふふふぅ~』。
おいおい、今日はあなたの誕生日じゃないでしょうっ!
ビックリする親と悔しがる娘を尻目に
急いで再度蝋燭に火をつける。
そうすると、また『ぶふふふふぅ~』。
何かに取り着かれたかのように、蝋燭に火を灯す度に
息子が『ふぅっ』『ふぅっ』『ふぅっ』・・・。
暗闇に灯す明かりの力やね。
そんな明りのような存在にミヤタもなりたい・・・。