その他雑感 司法書士のつぶやき

事業規模の拡大を目指すのか?

6月 2, 2016

一般社団法人家族信託普及協会の設立に関わり、
理事兼セミナー講師として全国を飛び回るようになってから、
全国の“感度の高い”司法書士や司法書士法人の代表と
ご縁を頂くことが多くなった。
これは、高齢者・障害者の財産管理や相続・事業承継対策のコンサルティングに
司法書士が担うべき役割が大きいと痛感し、普及協会の活動に賛同頂ける司法書士
が徐々にではあるが増えてきていることを意味する。

 

家族信託絡みで生まれた同業者とのご縁で感じるのは、
そういう司法書士は決まって、
お客様のニーズや社会的要請に合わせて新しい業務を手がけて行こうという
気概と柔軟かつ先進的な思考を持った若い司法書士、
あるいは、既に組織として拡大できている経営手腕に長けた司法書士法人の代表であることが多い。

 

そういう方々との話は、自分にとって、とても勉強になるし、いい刺激にもなる。
自分より若い二十代・三十代の司法書士には、まだ負けていられないとやる気が湧く。
大きい組織を束ねる司法書士との話は、先輩経営者として見習うべき点が多々ある。

そういう意味で、全国の同業者とご縁を頂ける環境はとてもありがたい。

そして、日々の業務に追われるのではなく、俯瞰的立場から経営方針・経営戦略を
常に見直していく姿勢は忘れてはならないと肝に銘じることができる。

 

数十人規模以上の司法書士法人や全国各地に支店を展開する司法書士法人を見たときに、
参考にすべき点は多くあるが、弊所がその立ち位置(組織形態・経営方針)を
目指そうとは思っていない。

まずは、少数精鋭のスタッフと多岐にわたる洗練されたリーガルサービスの提供者として
確固たる地位を確立することを目指したい。
顧客満足度と従業員満足度において“地域一番”が兼ねてからの目標であったので、
この“地域一番” の地域をどこまで拡大できるか。
その先に、事業規模の拡大の是非の問題が来るのだと考える。

 

大変幸運なことに、最近優秀なスタッフとの新たなご縁も生まれたので、
少数精鋭のプロ集団としての組織作りが益々順調に進んでいる。
規模よりもオンリーワンの卓越したリーガルサービスの提供を目指して、
今後も日々精進!

  • この記事を書いた人

宮田浩志(司法書士)

宮田総合法務事務所 代表司法書士

後見人等に多数就任中の経験を活かし、家族信託・遺言・後見等の仕組みを活用した「老後対策」「争族対策」「親なき後問題」について全国からの相談が後を絶たない。

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