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駆け込み寺でありたい!

6月 6, 2018

弊所には、本当に様々な相談が持ち込まれる。

 

特に老親が絡んだ、家族信託・遺言・成年後見・生前贈与・遺留分に関するご相談が多い。

その中でも、老親の財産管理・介護方針について、支え手となる子供間で争いがあるケース、
つまり、遺産争いの前哨戦ともいえる“争族”が親の存命中から始まっているケースも少なくない。
遺言の書換え合戦、成年後見の申し立てをする・しない、入所先施設・入院先の選定、
老親の預貯金口座の管理者・・・。
様々な争点と各当事者の思惑・疑心暗鬼・積年の恨み・ねたみが絡み合い、
より自体が複雑化しているケースも。

 

弁護士や司法書士の事務所、公証役場、裁判所等に相談したけれど
結論が出ない、歯切れの悪い一般論的な回答しか出てこない。
インターネットの掲示板の情報は、嘘・デマが多いし・・・。

 

そうして、最終的にネット検索して、弊所にたどり着く相談者も多い。
時々、専門職からも、手におえない相談として助言や案件の引き取りを
求められることもある。

 

だから、そんな相談者の想いや期待を裏切れないという信念と
どんな相談でも何とかできるという自負を持ってやっている。
逆に、それが無いと、この手の仕事はやっていけない。

究極的には、解決できない問題、絡まった糸をほどけない事案はほぼ無いと考えている。

 

解決に向けて動き出せるかどうかは、これから記載する2つのことにかかっている。

重要なことの一つは、老親のため、家族のため、という『大義』が立つか、
言い換えると、結局親のためと言いながら、子自身のための主張・希望になっていないか、
私利・私欲に走っていないか、ということ。

大義を立てるため、正義・正論を実現するための“戦い”ということであれば、
全力で応援したい。

 

そして、もう一つは、『覚悟』だと言える。
つまり、老親自身が理不尽な要求をしてくる子と向き合い対峙する覚悟、
理不尽な要求をする兄弟に対して断固戦う覚悟、が求められる。

 

『大義』と『覚悟』がある相談者・依頼人であれば、恐らく解決する手段は見出せる。
ときには、弊所によるサポートだけでは不十分で、信頼できる弁護士に
事案を引き継ぐこともあるが、いずれにせよ、何も手を打たないまま
いたずらに時間が過ぎることにより、あとで大きな紛争が勃発して
取り返しのつかない事態になることだけは避けたい。

 

諸費用面でいっても、恐らく予防法務にかかるコストは、実際に大きな紛争に発展した場合に
想定される弁護士費用等の1/3くらいだと思われる。
場合によっては、1/10くらいのコストで済む可能性も。

 

争族対策、老後の財産管理、認知症による資産凍結対策、経済的虐待からの避難・・・、
それから、家族信託、遺言、成年後見(任意後見・法定後見)、生前贈与、相続放棄、
遺留分対策、遺留分放棄、生命保険の活用、死後事務、養子縁組、離縁・・・、
これらのキーワードでお悩みの方がいたら、そして家族関係・財産関係等が複雑に絡み合って
弁護士等に相談しても解決の糸口が見出せない方がいたら、是非とも弊所の扉を叩いてみてほしい。

弊所は、引き続き、そんな困った方々の“駆け込み寺”でありたい!

 

  • この記事を書いた人

宮田浩志(司法書士)

宮田総合法務事務所 代表司法書士

後見人等に多数就任中の経験を活かし、家族信託・遺言・後見等の仕組みを活用した「老後対策」「争族対策」「親なき後問題」について全国からの相談が後を絶たない。

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