弊所には、本当に様々な相談が持ち込まれる。
特に老親が絡んだ、家族信託・遺言・成年後見・生前贈与・遺留分に関するご相談が多い。
その中でも、老親の財産管理・介護方針について、支え手となる子供間で争いがあるケース、
つまり、遺産争いの前哨戦ともいえる“争族”が親の存命中から始まっているケースも少なくない。
遺言の書換え合戦、成年後見の申し立てをする・しない、入所先施設・入院先の選定、
老親の預貯金口座の管理者・・・。
様々な争点と各当事者の思惑・疑心暗鬼・積年の恨み・ねたみが絡み合い、
より自体が複雑化しているケースも。
弁護士や司法書士の事務所、公証役場、裁判所等に相談したけれど
結論が出ない、歯切れの悪い一般論的な回答しか出てこない。
インターネットの掲示板の情報は、嘘・デマが多いし・・・。
そうして、最終的にネット検索して、弊所にたどり着く相談者も多い。
時々、専門職からも、手におえない相談として助言や案件の引き取りを
求められることもある。
だから、そんな相談者の想いや期待を裏切れないという信念と
どんな相談でも何とかできるという自負を持ってやっている。
逆に、それが無いと、この手の仕事はやっていけない。
究極的には、解決できない問題、絡まった糸をほどけない事案はほぼ無いと考えている。
解決に向けて動き出せるかどうかは、これから記載する2つのことにかかっている。
重要なことの一つは、老親のため、家族のため、という『大義』が立つか、
言い換えると、結局親のためと言いながら、子自身のための主張・希望になっていないか、
私利・私欲に走っていないか、ということ。
大義を立てるため、正義・正論を実現するための“戦い”ということであれば、
全力で応援したい。
そして、もう一つは、『覚悟』だと言える。
つまり、老親自身が理不尽な要求をしてくる子と向き合い対峙する覚悟、
理不尽な要求をする兄弟に対して断固戦う覚悟、が求められる。
『大義』と『覚悟』がある相談者・依頼人であれば、恐らく解決する手段は見出せる。
ときには、弊所によるサポートだけでは不十分で、信頼できる弁護士に
事案を引き継ぐこともあるが、いずれにせよ、何も手を打たないまま
いたずらに時間が過ぎることにより、あとで大きな紛争が勃発して
取り返しのつかない事態になることだけは避けたい。
諸費用面でいっても、恐らく予防法務にかかるコストは、実際に大きな紛争に発展した場合に
想定される弁護士費用等の1/3くらいだと思われる。
場合によっては、1/10くらいのコストで済む可能性も。
争族対策、老後の財産管理、認知症による資産凍結対策、経済的虐待からの避難・・・、
それから、家族信託、遺言、成年後見(任意後見・法定後見)、生前贈与、相続放棄、
遺留分対策、遺留分放棄、生命保険の活用、死後事務、養子縁組、離縁・・・、
これらのキーワードでお悩みの方がいたら、そして家族関係・財産関係等が複雑に絡み合って
弁護士等に相談しても解決の糸口が見出せない方がいたら、是非とも弊所の扉を叩いてみてほしい。
弊所は、引き続き、そんな困った方々の“駆け込み寺”でありたい!