先月、娘が通う小学校の全校保護者会があり、
赤子を抱える家内に代わって出席した。
入学したばかりだから、当然ほとんどの教員を知らないのだが、
1年生から6年生までの保護者が集まるので、
そこで退任教員と新任教員のご挨拶が一人ずつあった。
4月も終わり頃だったから、退任教員は、転勤先等の新天地で
既に1ヶ月もいる訳で、その小学校を去ることへの郷愁は
もはや無いのだろうと思っていた。
しかし、壇上でお話をされた30代から40代の数名の教員は
泣いていた。
小学校という職場は、世間一般からすると、ものすごく異質で
ミヤタでは計り知れない苦労もあると思う。
しかも、相手が理屈の通りにくい大勢の子供となれば、
言い訳など通用しなくて、全力でぶつかっていかなければならない職場。
それはそれは濃密な時間なのだろう。
社会人ともなれば、人と抱き合って喜んだり泣いたりする場面は
そうそうないが、小学校では常に生徒たちの手に触れ、抱き合い、
感動や悲しみを共感することが多いだろうから、ある意味羨ましい。
ミヤタも中学生の時に、『金八先生』を見て自分も教師になってみたいと
思ったこともあったので、なおさら・・・。
体罰教師やセクハラ教師、学級崩壊やモンスターペアレンツ・・・、
学校を取り巻くネガティブ・キーワードはたくさんあるが、
ほとんどの教師は、毎日夜遅くまで頑張っている。
少子化で熱心すぎる親御さんも多く、気苦労は絶えないだろうが、
小学校や中学校の先生方には、ホントにエールを送りたいと思った。
保護者会
5月 17, 2012