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遺言書の保管場所はどうしたらいいですか?
手書きの遺言書(自筆証書遺言)は、オリジナル(原本)が1つしかなく、紛失・焼失してしまえば遺言書がもともと無かったことと同じになるので、その保管場所は大変重要です(公正証書遺言の場合は、遺言書が存在す ...
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遺言書に有効期限はありますか?
遺言書に有効期限はありません。 つまり、何年、何十年も前に書いた遺言書が発見された場合、それより新しい遺言書が作成されていなければ、または発見されなければ、良くも悪くもその古い遺言書がそのまま有効とな ...
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自筆の遺言書を発見した場合 ≪遺言書検認手続≫
相続開始後、自筆の遺言書を発見した場合には、遺言書を勝手に開封することは許されておりません。 自筆の遺言書は、家庭裁判所にて「遺言書検認手続」を受け、家庭裁判所で相続人立会いのもと、開封することが必要 ...
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遺言書で遺言執行者の定めは必要ですか?
必ずというわけではありません。 しかし、遺言執行者がいない場合、相続人全員が協力しないと手続ができないものが多いので、遺言内容を快く思わない相続人がいると、遺産整理がなかなか進まないという問題が生じま ...
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遺言執行者とは?第三者に依頼するメリットは?
遺言執行者とは 遺言執行者とは、遺言内容を確実に実現するため法律的に権限を与えられた者をいます。 遺言者は、その遺言書において「遺言執行者」を指定することができます。 遺言執行者は、未成年者・破産者で ...
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遺言公正証書の作成に必要な書類は何ですか?
次のとおりです。 ・遺言者の印鑑証明書(3ヶ月以内) ・遺言者の住民票 ・【相続人を受取人にする場合】遺言者と相続人との続柄が分かる戸籍謄本 ・【相続人以外の人に遺贈する場合】その人の住民票 ・【相続 ...
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自筆証書遺言のメリット・デメリットは何ですか?
遺言者が全て手書き(直筆)で書いた遺言書を「自筆証書遺言」と言います。 自筆証書遺言のメリットとしては、誰にも知られずにいつでも自由に作成・修正が出来る点が挙げられます。 思い立ったときに気軽に書け、 ...
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公正証書遺言のメリット・デメリットは何ですか?
公正証書遺言のメリットとしては、主に下記のものが挙げられます。 1)形式不備により無効になることがなく確実。 2)遺言公正証書の原本は公証役場で半永久的に保管されているので、偽造や紛失の心配が無く安心 ...
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遺言書の保管場所・預け先は? 貸金庫はダメ?
作成した遺言書の保管場所は、かなり頭を悩ませる問題です。 簡単に見つかるところに保管しておくと、生前に家族に中身を見られてしまう可能性がありますし、反対にあまりにも見つかりにくいところに保管しておくと ...
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遺言者より先に相続人が死亡した場合は?
遺言書の中で財産を引き継ぐものとして指定された相続人や受遺者が、遺言者よりも先に亡くなった場合、その死亡者に関する遺言の部分については無効になります(もちろん、遺言全体が無効になるわけではありません) ...
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遺言書の代筆は可能ですか?
「自筆証書遺言」の場合、代筆による遺言は無効となります。 では、何らかの理由により自分で字を書くことができない人は、遺言ができないかというと、そうではありません。 自筆によることが難しい場合は、公証人 ...
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遺言書に書いた財産を、その後処分することはできますか?
遺言者が遺言に記した財産を生前に自分で処分することは自由にできます。 例えば、『自分が死んだら自宅不動産を長男に相続させる。』という遺言書を書いたとしても、その遺言に自らが拘束をされるようなことは一切 ...
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遺言は何歳から書けますか?
2015/11/30 遺言
遺言は、満15歳以上であれば作ることが可能です(民法第961条)。 なお、未成年の場合でも親権者の同意は不要です。 反対に、親などの法定代理人が未成年者を代理して子供の遺言を作成することも、もちろんで ...
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遺言のやり方にはどのような種類がありますか?
2015/11/30 遺言
「遺言書」といっても、法律上細かく分けると下記のとおり7種類あります。 1) 自筆証書遺言 遺言者自らが全文、日付、氏名を自書押印して作成する遺言です。 2) 公正証書遺言 証人2人と共に公証人の面前 ...
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どういう人が遺言をすべきでしょうか?
2015/11/30 遺言
次に該当される方は、すぐにでも遺言書の作成につき真剣にお考え頂くことをお勧めします。 1)子供がいないので配偶者に全財産を贈りたい 2)相続人ごとに特定の財産を自分の意志で指定配分したい 3)特に世話 ...
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遺言書に記載した財産を処分したら、書き直すべきですか?
2015/11/20 遺言
それだけの理由で書き直す必要はありません。 遺言書に記載した財産を贈与や売却等で処分することは、所有者(遺言者)の自由です。 この場合、当該財産に関する遺言の記載記載だけを一部取消したものとみなされま ...
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遺言書通りに遺産分割しないと駄目ですか?
遺言書どおりに遺産分割しないことは、理論的に可能です。 遺言書に書かれた内容に、利害関係のある相続人以外の第三者(受遺者等)がいなければ、相続人全員さえ承諾すれば、遺言書とは別の遺産の分け方をすること ...
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手書きの遺言の様式に決まりはありますか?
2015/11/20 遺言
手書きの遺言書、つまり「自筆証書遺言」の様式(書き方)の決まりや制限はありません。 用紙は、便箋、レポート用紙、OA用紙、わら半紙、ノート・・・なんでもOKです。 字は、黒ボールペンはもちろん、筆や筆 ...
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遺言と土地の測量・分筆
遺言書を作成するにあたり、広い自宅の土地を切り分けて複数の相続人にそれぞれ単独で取得させたいというご相談は多いです。 例えば、下記のようなケースは比較的よくある案件です。 遺言者の推定相続人は、長男( ...
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金融機関(銀行等)の相続手続き =預貯金口座の解約・払戻=
遺産整理・相続事務手続における預貯金口座の名義書換(解約・払戻を含む)は、結構手間のかかる作業と言えます。 法律上有効な遺言書があっても、あるいは相続人全員で遺産分割協議を取り交わしても、それを窓口に ...