その他雑感 司法書士のつぶやき

成功者と遺言と争族と

12月 14, 2011

先日、『特定非営利活動法人 遺言NPO』の代表の近藤先生にお話を伺う機会を得た。
『付言』で“争族”を未然に防ごうというコンセプトは、
ミヤタの遺言書作成業務の想いと共通するもので、大きな共感を得た。
そして何よりも近藤先生の人柄に大きな感銘を受けた。
税理士として47年のキャリアを持ち、既に成功をされているにもかかわらず、
若輩者のミヤタに対し、丁寧にかつ熱心にお話をしてくださった。
『実るほど頭を垂れる稲穂かな』を地でいく人柄。
ミヤタもこういう成功者になりたいと思った。
そして、年間数十件の講演実績がある方なので、お話が上手い!
ミヤタもとても勉強になった。
遺言書作成業務は、当事務所の重点業務の一つですが、
まだまだ遺言書を書くべき人が書いていなかったり、
もっと効果的な遺言書を作れるケースも多く見受けられる。
下の代(子供)から親に対し、『遺言書を書いてくれ』とはなかなか言えない。
そこはやはり、財産をわずかでも持つ者の“義務”・“責任”として、
誰に何をどういう形で承継させたいかを遺言書の中で遺すべきだと切に思う。
もっともっと多くの方に遺言書を書いてもらいたい。
究極的には、全員が保険証を持つかのように、
一人最低1つの遺言書を持つような世の中になったら、
もっと“争族”・“争続”が減らせると信じている・・・。

  • この記事を書いた人

宮田浩志(司法書士)

宮田総合法務事務所 代表司法書士

後見人等に多数就任中の経験を活かし、家族信託・遺言・後見等の仕組みを活用した「老後対策」「争族対策」「親なき後問題」について全国からの相談が後を絶たない。

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