その他雑感 司法書士のつぶやき

任意後見年1万件

9月 28, 2016

今日の日経新聞の社会欄に『任意後見 年1万件突破』の記事が
掲載されていた。

認知症などで判断能力が低下した場合に備え、
財産管理などを委ねる後見人をあらかじめ決めておく
「任意後見契約」が増加しているという。

認知症高齢者の数は、2025年には約700万人に増大し、
65歳以上の5人に1人の割合で認知症になる計算。

 

任意後見契約で自分の老後を任せる相手を予め決めておくことは、
自分の老後の生き方・死に様に直接影響を及ぼすことなので、
遺言書を書く以上に自分にとって重要なことである。

ただ、任意後見契約を検討する人は、選択肢として
必ず「家族信託」を入れて検討してほしい。

誰も彼もが家族信託がマッチするとは限らないが、
かなりの割合で任意後見契約よりも
本人及び家族のニーズに応えられる仕組み作りが
可能になると思われるから。

 

 

  • この記事を書いた人

宮田浩志(司法書士)

宮田総合法務事務所 代表司法書士

後見人等に多数就任中の経験を活かし、家族信託・遺言・後見等の仕組みを活用した「老後対策」「争族対策」「親なき後問題」について全国からの相談が後を絶たない。

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