その他雑感 司法書士のつぶやき

家族信託セミナーの感想

9月 3, 2013

昨日は、16:00から一般社団法人 不動産流通経営協会主催の会員向けセミナーで
「家族信託(民事信託)の活用」について90分間、お話をさせていただいた。
大手不動産会社や信託銀行の部長クラスの30名前後の方々にご清聴頂いたので、
家族信託のお話は、既にご存知の方が多いのかと気になっていたのだが、
セミナー後の懇親の場で、
『受益権の売買はよく手がけたので知ってるけど、家族信託の話は今日初めて知りました。』
『家族信託のスキームは非常に使えそうですね。』
『富裕層だけじゃなくて、障がいを持つ家庭など身近に使える仕組みであることがわかりました』
という感想を数多くいただき、とてもやりがいと充実感に満ちた時間となった。
受益権の売買、指図権者、不動産の証券化・・・。
難しい言葉、難しいスキームの理解・・・。
そんなものは必要ありません!
『家族信託』は、信頼できる相手に、何かを目的(例えば老後の財産管理とか)として、
自分の特定の財産を管理・処分する権限を与える仕組みに他ならないので、
先入観を脱ぎ捨てれば、とてもシンプルな仕組み。
もっともっと『家族信託』が普及して、財産管理に困っている方、資産承継に頭を悩ませている方、
2次相続以降に相続人がいなくなりいずれ国庫に没収されてしまうとあきらめている方・・・等に
知ってもらい、安心して、喜んでもらいたい。
そんな想いで、今日も3件入っている家族信託のお打合せに臨みます・・・。

  • この記事を書いた人

宮田浩志(司法書士)

宮田総合法務事務所 代表司法書士

後見人等に多数就任中の経験を活かし、家族信託・遺言・後見等の仕組みを活用した「老後対策」「争族対策」「親なき後問題」について全国からの相談が後を絶たない。

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