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株式会社が家族信託の受託者になれますか?
受託者が個人の場合、死亡等により信託事務が滞るリスク(例えば受託者が管理する口座が凍結するリスク)がありますので、円滑な信託事務の遂行を考えた時に、法人を受託者にできないかというご相談は、少なくありま ...
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家族信託を含む信託の併合にかかる登録免許税
信託の併合は、原則として各信託の委託者、受託者、受益者の合意によってすることが可能です(信託法第151条第1項)。 信託の併合により、信託財産に属する不動産に関する権利関係に変更が生じた時は、受託者が ...
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家族信託による金銭管理と信託口口座 【預金凍結対策】
全国で家族信託のご相談を受けている専門職やお客様から、『認知症になったら親の預金口座が凍結するのですか?』『親が認知症になったら預金を下ろしちゃいけないって本当ですか?』『老親の金融資産、特に金銭をど ...
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家族信託における受益者の権利
信託の受益者は、受託者に対して、信託財産から一定の経済的給付を受ける権利(受益債権)を有しています。 それと同時に、このような「受益債権」という権利を確保するために、受託者に対して帳簿閲覧請求や信託違 ...
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成年後見制度の課題・誤解と家族信託との使い分け
成年後見制度は、認知症等の病気や事故、先天的障害などで判断能力が万全でない「本人」のために、親族後見人や司法書士・弁護士等の専門職後見人が、本人に代わって財産管理や契約行為などを行う制度で、本人が元気 ...
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家族信託・福祉型信託も信託業法の適用を受けますか?
家族信託・福祉型信託は、原則として信託業法の適用を受けません。 信託業法の適用を受けるのは、その内容が「信託の引受けを行う営業」に該当する場合です。 つまり、『受託者が不特定多数を相手に反復・継続して ...
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家族信託や相続対策の検討における「家族会議」の重要性
『家族信託』という仕組みは、遺言の代用機能として直近の遺産の受取人(1次相続人)の指定だけでなく、その次の相続(2次相続)以降の財産の承継者も指定できる画期的な手法です。この機能を上手に活用することで ...
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家族信託の自己信託はどのように設定すればいいですか?
『自己信託』を設定するには、原則として自己信託公正証書を作成することが必要です。 自己信託は、<委託者=受託者>であり、自分一人で特定の財産を信託財産とすることを宣言するだけで信託を成立させることにな ...
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家族信託における「委託者」とは何ですか?
信託における「委託者」とは、信託を設定する者として信託目的・受益者・信託期間等を定め、自己の保有財産を受託者に移転し、信託目的に従い受益者のために受託者にその財産(信託財産)の管理・処分などをさせる者 ...
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家族信託を実行する際の注意点・リスク・デメリットとは
『家族信託・民事信託を実行することのリスクやデメリットはありますか?』というご質問をよく頂きますが、結論として、きちんとした設計をすることができれば、家族信託・民事信託のリスクやデメリットはほぼ無いと ...
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『家族信託』と生命保険の共通点・相違点
◆家族信託と生命保険の共通点◆ 生命保険(本稿では、「死亡保険金」を想定。)は、様々な目的で活用されています。 その活用の目的の代表的なものは、下記のようなものが挙げられます。 ≪相続税対策としての保 ...
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家族信託が意図せず終了した場合どうなりますか?
受託者が急死し、次の受託者が見付からないまま1年が経過した場合や 委託者兼当初受益者の死亡により受託者=単独受益者となりそのまま1年が 経過した場合には、信託法第163条の規定により信託が“強制終了” ...
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委託者たる親が認知症になったら家族信託契約を発動させたいのですが?
現段階で信託契約を締結するけれども、まだ委託者たる老親は元気なので、将来認知症などを発症し判断能力低下(喪失)時まで待って、その時に発動させたいというニーズを多く聞きます。 そのようにお考えになるお客 ...
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入所している要介護3の母と信託契約できますか?
信託契約は、「契約」ですから、契約当事者がその意味や法的効果をきちんと理解していないと、つまりある程度の正常な判断能力に基づいて契約に臨まないと、有効に締結できません。 しかし、要介護度や入院・入所の ...
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「福祉型信託」「家族信託」とは何ですか?
「福祉型信託」とは、「高齢者や障害者等の生活支援のための信託」と定義され、成年後見制度を補完するため、あるいは成年後見制度では対応できない部分を補うための“財産管理の仕組み”として注目されているもので ...
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なぜ「家族信託・民事信託」が良いのですか?
様々なケースで活用できる「信託」ですが、必ずしもプロの受託者(信託銀行や信託会社)に財産を預けなければならない訳ではありません。 つまり、家族や親族等に自分の財産をきちんと託すことができる相手がいれば ...
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家族信託における「受益者代理人」とは何ですか?
「受益者代理人」は、遺言又は契約における信託行為において指定される、受益者を代理する者をいいます(信託法第138条)。 受益者代理人は、特定又は特定範囲の受益者に代わって、受益者の権利に関する一切の裁 ...
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家族信託における「帰属権利者」とは何ですか?
帰属権利者とは 委託者は、信託の終了事由の発生により信託契約が終了した場合や信託が合意解除された場合、その時点で残っている信託財産(これを「残余財産」といいます)の帰属者をあらかじめ指定することができ ...
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家族信託の「信託目的」とは何ですか?
「信託目的」とは、信託の設定によって達成しようとする目標・目的であり、受託者の行動の根拠・指針となる大変重要なものです。 商事信託であれば、信託目的は主に資産の管理・運用や定期的な財産給付となることが ...
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家族信託における「受益者」とは何ですか?誰でもなれるのですか?
「受益者」とは、信託における受益権を有する者をいい、原則として委託者による信託行為の定めにより受益者として指定されます。 したがって、受益者は、自ら意思表示をすることなく当然にして受益権を取得すること ...