偽装のニュースが世間を騒がして久しい。
耐震偽装に始まり、ミートホープ、雪印、fujiya、赤福、白い恋人、
ミスタードーナツ、船場吉兆・・・。
挙げればキリがなさそうだ。
どうせ“偽”なら善を装いたい。
中学の担任の先生の話だったろうか、
『偽善も一生それを貫き通せば善になる』と。
当時は、なんとも深い言葉だと思ったものだ。
たとえやましい動機に基づく“偽善”的行為でも、
一生偽善者として他人の為に何かをし続けることができれば、
それは確実に人の役に立っている善行になる。
偽善面することを嫌って善行を全くしない人よりは、
内心腹黒であれどうであれ、現実に善行を行う者とでは
結果を出している人が評価されてしかるべきだ。
“偽善”の先に“悪”さえなければ“偽善”もまた“善”。
まずは、自己満足のためでいい、これ見よがしに
高齢者や妊婦に座席を譲るところからでも徹底して始めようか。
偽装ブーム
11月 20, 2007