先週は、“厄週”だった。
お腹をやられ、その次は・・・。
先週の金曜日、カバンの中に手を突っ込んで小銭を探していたら
カバンの底に落ちていた長さ3mm程のシャーペンの芯が
中指の爪の隙間に刺さった。
痛みはさほどでもなかったが、爪の中に入っている黒い線が
視覚的に痛々しい。
血とか手術とか痛みに弱いミヤタは、自分の中指を見ているだけで
気が滅入る。
そのまま放っておくことも考えたが、中指に力が入らないので、
事が大きくなる前に整形外科に行ってきた。
(行ってきたといっても、自宅マンションの2階にあるので、
郵便物を取るより、診療受付の方が簡単なくらいだが)。
リハビリ科も兼ねるその医院は、高齢者で大繁盛。
もはや、高齢者の憩いの場となっている。
『やぁ、○○さん、こんにちはー』
そんな常連さんたちの明るい通院風景に混じって、
指を気にしているワレ一人。
(司法書士事務所として、このくらいの賑わいを
もてるようになりたいものだ・・・とひたすら感心)
ミヤタは、今まで大怪我をしたこともなければ、手術をしたこともない。
丈夫に産んでくれた両親に感謝であるが、そんなミヤタにとって
今回の事件は、大怪我ランキングベスト3に入りそうな勢い。
多少の病気や手術をこなしてきたベテランの家内に言わせれば
そのこと自体、びっくりするほど幸せなことのようだ。
やり手のドクター曰く『中指に麻酔を打って、芯を吸い取りましょう』とのこと。
麻酔自体、乳歯の抜歯の時にして以来、恐らくしたことないので
それだけでものすごく緊張。
注射は結構痛かったけれど、所詮指先の痛みなので
泣くことも無く乗り切った。
注射の痛みが和らぐ頃には、感覚が有るのか無いのか分からなくなる。
怖くて処置の様子は見ることができなかったが、
『痛かったら言って下さいね。』と言われたので
その時には既に処置が進められていたようだ。
ものの1分で治療完了。
お医者様はスゴイものだ。
爪の下の肉をちょこっとえぐってシャーペンの芯は吸い出された。
爪の中の黒い線が消えたので良かった良かった。
これで自分の指を見て気が滅入ることはもう無くなる。
カバンの小銭数十円に欲を出し、その結果、
治療代金¥2,250円。
欲を出してはならぬ。
神のお告げととらえたい。
麻酔が切れて、次第に痛みが増してくるこの恐怖感。
ああ神様、小銭はもう要りませんからぁ・・・。
大惨事
12月 10, 2007