ひな段を飾った。
生まれて初めての娘のひな祭りから1年。
ミヤタにとっても2回目のひな段飾り作業。
前回は悪戦苦闘した記憶があり、組立作業に取りかかるのが面倒だったが、
いざやってみると結構簡単に済んだ。
娘の邪魔をかいくぐる作業以外は。
まずは、ひな段を組み立てた時点で、格好の階段ができたとばかりに
最上段によじ登って、ちょこんと座って得意顔。
次に、三人官女から金の長江銚子を奪っては、
『どうぞぉ』といって、へんな所に戻そうとする。
さらには、菱餅を取ろうとして別の小物をバタバタ倒したり、
桜や橘の木を手にとっては、『花っ、花っ』と騒ぐ。
御所車をミニカー代わりに遊んでみたり・・・。
最初は、いじらせないように必死に頑張ったが、
家内に諭され、そっとしておくことにした。
考えてみたら、ひな段飾りは彼女のものだ。
好きに遊ばせてあげよう。
そのうち、そこに飾ってあることにも慣れて
いたずらすることも減るかもしれないし。
それにしても、もうすぐ2歳の娘ですらこんなんだから
もし我が家に男の子がもう一人いたら
ひな段はどうなってしまうんだろうと考えると、恐怖感すら覚える。
たしかに、4人兄弟のミヤタの実家のひな人形は、
五人囃子のほとんどは、髪の毛がむしり取られ“ハゲちゃびん”になっていた気がする・・・。
1ヶ月後、お雛様の衣装がはだけていたり、三人官女が手ぶらになっていたり、
橘の木の実がもがれていたりしないことを祈るばかりである・・・。
ひな段飾り
2月 4, 2008