週末にアンパンマン・ミュージアムに行ってきた。
施設の床、ガラスはもちろんのこと、そこで売ってるパンや
おむすびに巻いてある海苔に至るまで、
あらゆるところにアンパンマンなどのキャラクターの顔がある。
常日頃、家の中や外出中にアンパンマンを目ざとく見つけては
『アンパンちゃんっ!』と叫ぶ娘にとっては、アンパンマンに囲まれて、
終始かなりのハイテンションぶりだった。
さぞかし至福のひとときだったに違いない。
有料のミュージアム部分では、子供を夢中にさせる仕掛けがたくさんあった。
放っておけば、日が暮れるまでそこに居座ってしまいそうな執着ぶりで、
『あっちにも行って見ようよ』と説得しながら、館内を移動した。
他の幼児たちはお利巧にしていて、立入禁止にエリアに入ろうとしないのに
うちの娘ときたら、親の制止を振り切ってどこにでも入ろうとするから厄介だ。
さらには、親子でみんなちゃんと並んでいる乗り物コーナーに
しらばっくれていきなり“横入り”しようとする。
並ばないとダメだんだよと言うと、この世の終わりかのように
泣き叫び駄々をこねる。
なんとも傍若無人な輩だ。
誰に似たのだろうか・・・?
でも、ご機嫌なときは『どーぞぉ。ありがとー。』と相手が言うべきお礼まで先回りして言って、
他の子におもちゃを譲ったりするので、性根が悪いわけではないはずだが。
数十分おきに始まる“アンパンマン体操コーナー”では、
お姉さんの動きを見ながら、音楽のリズムより
2テンポくらい遅れながらもテキトーに踊っている。
娘が真剣に、そしてけなげに踊るその姿に
親としては、細い目がさらに細くなる。
それにしても、どうしてアンパンマンは、これほどまでに
幅広く子供達の心をわしづかみにするのだろう??
これだけ世にアンパンマンが普及すると、
作者『やなせたかし』の印税が気になるところである。
アンパンマン・ミュージアム
2月 19, 2008