行列好きと言われる日本人。
公平かつ合理的な並び方。
それは、例えば複数のレジカウンターでの支払待ちの際、
1列に並んで、空いたレジに1人ずつ向うやり方。
各レジごとに並んでしまうと、レジによって早い遅いがあり、
不公平感が生じる。
例えば、海外旅行の際の出入国審査は、各自好きな列に並ぶので、
進みが早い列と遅い列の差が結構大きかったりする。
目の前で、言葉が通じずトラブっている旅行者を見かけると
イライラしてしまう。
1列に並ぶこのやり方は、近年結構市民権を得ていて、
ファーストフード店のレジ待ちはもちろん、
駅のトイレでも、誰が推奨するでもなく一列に順番待ちしているケースも多い。
でもまだ、たまに“KY”な輩はいるものだ。
公衆トイレでみんなが状況を理解して一列に並んでいるのに、
それに気づかず、無頓着に一人の後ろに並ぶ輩がいる。
そんな場面では、外国人バリの大きなリアクションで
『オウ、ノー!』って肩をすくめたくなる。
おぬしの身勝手な振る舞いで、我らの合理的な社会システムが
根幹から揺るがされるのだよー、と。
先日は、ファーストフード店で、レジ待ちの列を無視して
注文しようとしたご婦人方がいて、若い女の子が困惑していたので、
思わずミヤタはご婦人方に声をかけ、システムの説明してしまった。
(もちろん、そこは笑顔で)
“KY”といえば、未だにエスカレーターで横並びになって、
右側(関西では左かな)の“追い越しレーン”をふさぐ人々もいる。
そんなことにいちいちイライラしていたら、体がもたなそうだから
無頓着にしていたいけれど、
正直者が損をする社会にはしたくないと思いつつ、
今日もレジ待ちで、公衆トイレで、エスカレーターで、
目を光らせる・・・。
プチ社会正義
4月 22, 2008