その他雑感

プチ社会正義

4月 22, 2008

行列好きと言われる日本人。
公平かつ合理的な並び方。
それは、例えば複数のレジカウンターでの支払待ちの際、
1列に並んで、空いたレジに1人ずつ向うやり方。
各レジごとに並んでしまうと、レジによって早い遅いがあり、
不公平感が生じる。
例えば、海外旅行の際の出入国審査は、各自好きな列に並ぶので、
進みが早い列と遅い列の差が結構大きかったりする。
目の前で、言葉が通じずトラブっている旅行者を見かけると
イライラしてしまう。
1列に並ぶこのやり方は、近年結構市民権を得ていて、
ファーストフード店のレジ待ちはもちろん、
駅のトイレでも、誰が推奨するでもなく一列に順番待ちしているケースも多い。
でもまだ、たまに“KY”な輩はいるものだ。
公衆トイレでみんなが状況を理解して一列に並んでいるのに、
それに気づかず、無頓着に一人の後ろに並ぶ輩がいる。
そんな場面では、外国人バリの大きなリアクションで
『オウ、ノー!』って肩をすくめたくなる。
おぬしの身勝手な振る舞いで、我らの合理的な社会システムが
根幹から揺るがされるのだよー、と。
先日は、ファーストフード店で、レジ待ちの列を無視して
注文しようとしたご婦人方がいて、若い女の子が困惑していたので、
思わずミヤタはご婦人方に声をかけ、システムの説明してしまった。
(もちろん、そこは笑顔で)
“KY”といえば、未だにエスカレーターで横並びになって、
右側(関西では左かな)の“追い越しレーン”をふさぐ人々もいる。
そんなことにいちいちイライラしていたら、体がもたなそうだから
無頓着にしていたいけれど、
正直者が損をする社会にはしたくないと思いつつ、
今日もレジ待ちで、公衆トイレで、エスカレーターで、
目を光らせる・・・。

  • この記事を書いた人

宮田浩志(司法書士)

宮田総合法務事務所 代表司法書士

後見人等に多数就任中の経験を活かし、家族信託・遺言・後見等の仕組みを活用した「老後対策」「争族対策」「親なき後問題」について全国からの相談が後を絶たない。

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