先日、中学時代からの親友が結婚した。
ミヤタの知る限りにおいては、同窓かつ同期の夫婦誕生は初めてだ。
ミヤタは結婚式を挙げてから三年もたってしまい、
結婚式当時の感覚は薄らいでしまった。
でも、友達の幸せそうな姿や披露宴での緊張した顔を見ると、
自分の時はこうだったなぁと感じるものがあって面白い。
もう何回歌っただろう讃美歌も、神父なお話も、披露宴の長めの祝辞も、
そして新郎新婦の艶やかな姿もすべて、
ミヤタを暖かい気持ちにさせてくれる。
幸福を分けてもらえる親友の披露宴に出席できるのは、
何回あっても嬉しいものだ。
乾杯前の祝辞というは、非常に緊張して大変なのだろうが、
場慣れしているかどうかや話の上手い下手が顕著に現れる。
商社勤務のやり手ビジネスマン風の方の祝辞には、
笑いあり涙ありの非常に洗練されたスピーチが多い。
いつか、うちの若いスタッフが結婚するときに、
ウィットに富んだ祝辞をスピーチするのがミヤタの夢の一つである。
披露宴のクライマックス、新婦からご両親への手紙。
あれもいいものだ。
涙に詰まりながら読み上げる花嫁の姿には、グッと来るものがある。
20?30年後、自分も娘から手紙をもらえるのだろうか。
どこの馬の骨とも分からない、金髪・ピアスのやんちゃ坊主に
娘をもっていかれないように祈るばかりである。
他人の涙は蜜の味
6月 19, 2008