その他雑感

選ばれし理由

『セカンド・オピニオン』という言葉がある。
主にお医者さんの業界で言われていることだが、一人の専門家の意見(診断等)を鵜呑みにせず、
もう一人全く別の専門家の意見を聞いて、最初の意見の信頼性や他の選択肢の有無を
判断しようというもの。
これは、我々法律の世界にも当てはまる。
よく、市区町村の無料法律相談や弁護士会・司法書士会主催の
法律相談会に行った方からの相談がある。
相談者にとっては、セカンド・オピニオンを希望してのことだろう。
それはファースト・オピニオンに納得しつつも、その意見・回答(法的判断)が
正当・最良かどうかを見極めたいという方もいるし、ファースト・オピニオンに今一つ納得できずに
違うプロの意見を聞いてみたいという方もいる。
そういう方からのご相談を受けて感じるのは、不十分な回答が結構多いな、と。
まあ、30分程度の相談時間では、正確な判断ができないことも多く、
それが無料相談等のレベルの限界なのかもしれない。
法律の一般論の域を出ない話で、必ずしもそのご相談者にとって
ど真ん中ストライクの回答になっていないなと感じるケースは多い。
その中で、登記しか知らない他の司法書士さん、
成年後見や不動産登記手続きに精通してない弁護士さんの意見もたまに耳にする。
ミヤタの事務所では、業務内容を見て頂ければ分かるとおり、
スタッフがそれぞれの得意分野を担うことで様々な業務を行っている。
それは、法的判断をする上で実はとっても重要なことだったりする。
つまり、法律論と法律実務や登記実務、金融実務は違うという認識が必要だ。
それに、法律論を語る前提として、そこに生活している相談者や利害関係人の
性格・感情・経済的事情・身の安全・想定外の事由が発生したときのリスク等様々な観点から
アプローチしていかなければならない。
それに加えて、税制や登記制度、後見制度、裁判制度、社会保障制度等の社会インフラを
どううまく利用するかまで検討する必要がある。
色々やってるからこそ、交渉事を数多くこなしているからこそ、
見えてくる意見があると自負している。
セカンド・オピニオンのためにミヤタのところに来てほしい。
それがミヤタの“ウリ”の一つであるので・・・。
ちょっとアツいお話でした・・・。

  • この記事を書いた人

宮田浩志(司法書士)

宮田総合法務事務所 代表司法書士

後見人等に多数就任中の経験を活かし、家族信託・遺言・後見等の仕組みを活用した「老後対策」「争族対策」「親なき後問題」について全国からの相談が後を絶たない。

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