日の出前

先日、久しぶりにゴルフに行った。
まあ、行っても年に数回程度だから、スコアが右肩上がりになることはない。
低位安定。
だから、『こんなハズじゃないのに・・・』とか『あのパットはもっと強めに打てばよかった・・・』なーんて後悔やストレスはない。
悔しい思いをするほど、腕も良くないし練習もしていないから気楽でいい。
その日は、早朝ひとり、車でゴルフ場に向かった。
途中、高速道路のサービスエリア（ＳＡ）で一休み。
朝のＳＡの空気感が好きだ。
日の出前の空が明らみだした頃で、24時間営業のお店を除き、出店などはまだ開店準備中。
この時間帯のＳＡには、人々がこれから目的地に向かって行くワクワク感や希望が満ちている気がする。
プラスの“気”が満ちている気がして、なんとなく気分がいいのだ。
そういえば、成田空港に向かうリムジンバスを待つ人の列にも、同じような空気感を感じる。
これから海外旅行に向かうのだから、そのワクワク感は高速のＳＡよりもさらに大きいのだろう。
だから、成田空港行きのリムジンバス自体も好き。
さて、話を戻して、日の出前のＳＡの雰囲気。
ただし、これがまた、夏と冬とでは違う。
夏のやや涼しい朝も素敵だが、冬の震えんばかりの寒さの朝もたまらない。
昔、友達とスキーバスに乗って途中下車した道の駅。
凍えんばかりの寒さとお店で食べるジャンクフードの温かさと味、バスに戻ったときの車内の暖かさと仲間のぬくもり・・・。
そんなこんなの淡い思い出も思い起こされる。
外環境が厳しければ厳しいほど、ちょっとしたことが暖かく素敵に感じるのかもしれない。
季節は冬、時勢は不況。
こんなミヤタでも、少しは他の人に暖かさを分けることができたら、とっても素敵なことである・・・。