商工ローン大手の株式会社SFCGが、去る2月23日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。
負債額は約3380億4000万円とのことで、これは今年最大規模の倒産。
ミヤタの依頼人の中にもSFCGに対する過払い金返還請求中の案件もあったので、
非常に関心をもっている。
あまり誠意ある企業ではなかったので、再生手続きにおいては、
きちんとした再生計画を立て、消費者の不利益になる状況を少しでも抑えてもらいたいものである。
現在、消費者金融等のノンバンクは、営業規制の強化や
利息制限法の上限金利を超える「過払い金」の返還請求を猛烈に受け、
どこもかしこも経営難を迎えていることだろう。
不動産業界の危機が叫ばれて久しいが、それとともに
金融業界の淘汰も益々加速されることだろう。
消費者金融等からの借り入れを長期間されている方や過去において長期間利用された方は、
早めに過払い金返還請求をすることをお勧めする。
過払い金返還請求をしようと思った時には、
相手の会社は既に倒産していたなんて可能性も・・・。
SFCGの民事再生