今日から裁判員制度が始まる。
最近、テレビドラマでも裁判員制度に関係するものがいくつもあったりして、何かと話題だ。
だが実際は、自分や自分の身近な人に通知が来なければ
なかなか実感は沸かないかもしれない。
実際に運用が始まった後、ネット上で裁判内容の暴露があったり、
その反対にあたかも自分が裁判員だったかのようないい加減な噂の流布もおこりそうだ。
罰則規定があってもどれだけ抑制が効くかどうか…。
裁判制度を身近なものにし、量刑を市民感覚に近付けるのが
制度趣旨の柱の一つとすれば、国民全体の参加よりも、
裁判官に一般の市民感覚をもたせて判決を任せる方が近道の気がする。
よく叫ばれる終身刑の導入や刑法の量刑規定の大幅変更など、
裁判員制度の導入前にすべきことはたくさんあった気がするけれど・・・。
制度破綻を危惧せずにはいられないミヤタとしては、
法科大学院の制度の導入と同じように、後に失政と言われないことを切に祈る。
いずれにせよ、司法書士のミヤタには裁判員の通知が届くことはない。
裁判員法15条の就職禁止事由の規定により、
司法関係者(裁判官、検察官、弁護士、司法書士、法律学の教授等)や
国会議員、自衛官等は裁判員になることができないから。
嬉しいような残念なような…。
裁判員制度スタート!