昨日の朝のNHKニュースで、認知症ドライバーのことが特集されていた。
認知症と診断されつつも、生活上の必要性から、あるいは
まだまだ運転できるという本人の強い固執によるもの等から
車を運転し続けている高齢者が多いという。
東京のような都会ではそれほど多くはないのだろうが、
地方は車は生活必需品。
車の運転は危険だからという理由だけで、『もう運転はやめよう』と
言えるような単純な話ではない。
その特集では、医師が積極的に関与して、その家族と共に
車の運転をやめさせる取り組みを放映していた。
体のあちこちにガタがきて、思うようにならない高齢者にとって、
それでもまだまだ自分でできるんだという本人の尊厳に関わる問題として
車の運転をなかなか諦められない事情があるのだろう。
本人の尊厳、意志の尊重、生きがい作り、日常生活支援・・・。
実は、認知症ドライバーの問題は、深くて大きな問題だということに気づく。
認知症ドライバー
6月 7, 2010